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玲於side




あーもうこれはほんとにめんどくさい、




2時間前くらいに来た香菜穂。

気持ち悪い位甘い匂いをプンプンさせて
俺らが食べてた焼肉の個室みたいな所にずかずか入ってきた

香「うわあ♡久しぶり!
玲於!!と隼」

隼「俺のおまけ感すげえ!!ww」


いやいや笑えない


「久しぶり」

香「ねーなんか冷たくない?
感動の再会なのに♡」

「臭いから寄ってくんな」

ほんとに臭いこんな甘ったるい匂い頭がおかしくなる、

香「ふふ//半年前まではこの匂いに包まれてたくせに♡
それにしても相変わらず塩だねw」

隼「でしょー?ほんとに可愛くないんだから」


あーうぜえほんとに
早く帰りてえ香菜穂俺の隣にちゃっかり座ってわざとらしく制服の第二ボタンまで開けてこっちに擦り寄ってくる


はっきり言ってきもい、タイプじゃない



香菜穂はまあそこそこ美人だし礼儀も普通の人の前だと良くて

まあ愛想の良い奴でかなりモテてた


俺自身も付き合う前は意外にいいかもなんて思ってた



香菜穂に告白されて付き合い始めた

けどそれは地獄の始まり。



毎時間休み時間になると隣のクラスからやってくる香菜穂

他の女子と話すだけで泣きそうになってた


最初はまだ良かった、そりゃ嫉妬されれば嬉しい。



だけど限度ってもんがあるじゃん、

どんどんエスカレートする束縛

挨拶交わすだけで泣いたり
話したなんて事がバレた時は
「私は要らないんだね」「もういいよ死ぬね」
なんてLINEが100件以上
話してる時の写真が引き出しに入れられたり
リスカした写真が送られたり

しか相手の女へ脅迫もして
香菜穂は友達もいなくて俺だけが頼りだった、

更に、毎朝不在着信
毎晩20分おきになにしてるかの確認

まじで辛かった




流石に限界だった


俺だって我慢出来なかった



だから香菜穂を振った

それでも別れてくれなくて隼に相談したわけ


で、隼が手回ししてくれて別れられたんだけど



隼は香菜穂と俺の事とか香菜穂の本性とか知ってんのに
なんで呼ぶわけ?意味わかんないんだけど



いらいらが募る俺、

そんな時も


香「ねぇ何頼む?♡」

「俺帰るから」

隼「えーやだー」

香「私もやだーーー」

絶対逃がさないとばかりに腕を絡ましてくる、



ほんとにきもい


振り切っても良かったけどまた何か言われたら怖いから

飽きるまで一応付き合った、



そしたらいつの間にか恋バナになってて




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設定タグ:佐野玲於 , 登坂広臣 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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- 面白かったです!応援してます。 (2018年1月26日 21時) (レス) id: d23e1ab5f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月11日 17時

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