17 ページ18
Aside
玲於くんとは長い付き合いだけど
中学から違う学校に行ってたから広臣くんの事を何も知らない、
これから言うことは凄く勇気がいる
嫌われるかもしれない
一生話してくれなくなるかも
軽蔑されるのかも
そう思い始めたら涙が止まらなくて…
そしたら玲於くん凄く優しくて
いつもの玲於くんみたいじゃなくて
でもそれが嬉しくて、、
玲於くんはゆっくりでいいよって言ってくれたから
深呼吸をして
「あのね…この前の男の人は…」
って付き合ってたこと今でも忘れられてないこと、そして別れた時のこと
「別れたきっかけはね、高2だった広臣くん浮気してたの、
私、広臣くんの部屋に呼び出されてその時に広臣くん他の女の人と寝てたの
あの、、他の女の人が横にいたのベットの中で、、
私…3年も付き合ってたの、なのに…急で、その後は何も連絡取ってなかったの、なのにね、急にこの前、、玲「もういいよ、分かったから」
辛そうな玲於くん、
こんな話興味無いと思うのに
そしたら玲於くんぎゅーって抱きしめてくれて、
人の体温はなんて優しいんだろう、
なんでこんなに暖かいんだろう、
「玲於くん、」
玲「辛かったな、」
玲於くんもなんだか涙声で、
玲「もう、忘れな
もう忘れていいんだよ」
「…私忘れられるのかな」
玲「もう充分苦しんだんだから、忘れるんだよ、忘れられるから」
「うん…」
玲「いつだって俺がいるから、」
ああ私には玲於くんがいるんだ
広臣くんからやっと解放されるんだって
安心してた
でもやっぱり神様は不公平で
不幸 幸福 不幸 幸福 … その繰り返し
不幸のあとには必ず幸福が来て、
幸福のあとには必ず不幸が来る
でもね、
私絶対に忘れない
一瞬でも訪れた幸福を
広臣くん、私を早く捨ててください
・
21人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝 - 面白かったです!応援してます。 (2018年1月26日 21時) (レス) id: d23e1ab5f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華 | 作成日時:2018年1月11日 17時