episode162〇 ページ28
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｢イザナさん……貴方の目的は何なんですか……っ｣
｢俺の国を創る。その為にお前を貰ってやる｣
｢佐野は？佐野をどうするつもりなんですかっ｣
佐野の名前を出した瞬間、イザナさんの顔色が変わった
パンっっと乾いた音が響いた後、数秒遅れで自分の左頬がじんじんと焼けるように痛み出した
私、ぶたれたんだ……
｢なぁ、なんで俺の前で他の男の名前を出すんだよ……？本当にお前は学習しないんだな？俺の女だって何回言えば分かるんだ…？｣
｢やめてっ、離してっ｣
髪を引っ張られるように持たれて、無理やりイザナさんに顔を合わせられる
この道は人通りが少ないから、きっと声をあげても意味が無い……
仮に声をあげて誰かが助けに来てくれたとしても、イザナさんがその人に手を出してしまうかもしれない……
｢……なんで……なんで私なんですか……っ？｣
｢俺が決めたから？｣
｢意味わかんない……
っとにかく、私はあなたの国にはいけない……｣
｢ほんと、馬鹿な女だ｣
首に指を添えられた
イザナさんの、細く長い指が。
光の点っていない瞳には、涙を流している私の顔が映っている
あぁ、首を絞められるんだと思った
喉仏のある辺り、女性でいえば首の中心に、彼の親指が宛てがわれた
そしてそのまま少しずつ、力が込められる
それに比例するように私の首からは圧が伝わってきて、息がしづらくなって
｢やめ……｣
｢馬鹿だ。でもそこが可愛い｣
｢…めて……｣
｢逆らわなければいいものを……ほんと、馬鹿な奴
今楽にさせてやる｣
ついに、両手で首を締められた
頭がガンガンして、視界も段々とぼやけていく
もう、痛さとかの次元じゃない
｢俺の女になるって言えば今なら赦してやる
……どうする｣
私は小さく首を横に振った
｢そうか……残念だ。お前は王の女になれたのに……
まぁいい。お前が最後に見た男が俺なら……｣
じゃあな
最後に小さく、そう聞こえた
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歴女 - みんなが幸せになれる、ハッピーエンドだといいいです！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです！通知きた瞬間叫びました笑更新してくださるだけでもう神です…！データ消えるのきついですよね。。本当に大好きな作品です！応援してます！ツナさんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年11月5日 19時) (レス) @page45 id: 70628fcb09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - さすが最高一位。格が違いますね←上から目線過ぎ しかしほっんとーに好きです、このお話。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page44 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 一気読みしてまじ止まらんかったです、この作品本当に好きですっ！応援しています！！ (2022年6月14日 19時) (レス) @page44 id: bb966ca157 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - うわぁ、、。だいすきすぎる……。もう更新は、、多分しないか。続きは頑張って私が妄想したおします笑！！本当に本ｯｯｯ当に面白かった！！こんな面白い作品を、ありがとうございました＜(_ _)＞ (2022年6月3日 20時) (レス) id: b476552735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年12月3日 21時
