episode154〇 ページ20
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｢鶴蝶さんと仲良いんですね｣
友達の為にご飯も作ってくれるなんて、なんて優しい人なんだろうか。
思い出してみればこの間、灰谷家で行われたパーティーでも、あの人だけはまともに見えた気がする。
｢まぁ俺の下僕だからな｣
｢……はい？
…あーっと、鶴蝶さんとはどの位の仲なんですか？｣
イザナさんって冗談とか言うんだ。なんか掴めない人だなぁ。あ、今の笑うとこだったのかな？でもいきなり下僕とか言われて笑える人って中々いないよね……
｢さぁな。覚えてない
あいつとはガキの頃からずっといる。同じ孤児院で出会ってからずっと｣
｢……そうなんですね……
え、じゃあお2人は一緒に暮らしてるってことですか？｣
そもそもイザナさんは誰か大人と暮らしてるのだろうか。もし養親とかがいるなら、鶴蝶さんがご飯を作りにいくのはおかしい話だし。
話を聞いていたら、もしかしたら2人は自分達だけで暮らしてるのではと思った
｢あぁ｣
｢あぁって……え、お家は？｣
｢九井が闇不動産で借りた家に住んでる｣
｢九井……？えっ、ココくん！？｣
｢そうだけど？｣
し、知らなかった……ココくんとイザナさんが知り合いだったなんて……
ていうか今、闇不動産って言った？気の所為かな…？
｢ここ｣
ここ。とイザナさんが指さしたのは、見る感じ普通の綺麗なアパートだったので、闇不動産ってのは聞き間違いのようだった。
闇不動産って、極端に汚い家か極端に高そうな家を貸してるイメージだったから。
｢おじゃましまーす｣
中も普通に綺麗で、ものは少ないけどちゃんと手入れされてる感じはあった。
鶴蝶さんがちゃんとした人だってのがこれで証明されたな。
｢じゃあ早速作りますね｣
｢ん｣
私の横に立って、じぃと私の手さばきを見つめているイザナさん。
見られてることに対しての緊張感を抱きながら、私はどうにか2人分のオムライスを作りあげた。
｢……オムライス？｣
｢……作れるのがこれくらいしかなくて｣
カレー系だと煮込む時間もかかっちゃうし……
｢多分、味は、普通なんで……｣
どうぞ。と恐る恐る差し出すと
パクリ。と毒味とか何の躊躇もなくオムライスを口に入れたイザナさん
食べ終えた後、なんて言われるか怯えながら待っていた。
失礼なイザナさんの事だ。不味いとかいらないとか言われてもおかしくは無いだろう
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歴女 - みんなが幸せになれる、ハッピーエンドだといいいです！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです！通知きた瞬間叫びました笑更新してくださるだけでもう神です…！データ消えるのきついですよね。。本当に大好きな作品です！応援してます！ツナさんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年11月5日 19時) (レス) @page45 id: 70628fcb09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - さすが最高一位。格が違いますね←上から目線過ぎ しかしほっんとーに好きです、このお話。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page44 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 一気読みしてまじ止まらんかったです、この作品本当に好きですっ！応援しています！！ (2022年6月14日 19時) (レス) @page44 id: bb966ca157 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - うわぁ、、。だいすきすぎる……。もう更新は、、多分しないか。続きは頑張って私が妄想したおします笑！！本当に本ｯｯｯ当に面白かった！！こんな面白い作品を、ありがとうございました＜(_ _)＞ (2022年6月3日 20時) (レス) id: b476552735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年12月3日 21時
