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その微笑みにまたもや時を奪われていた俺は、ハッとしたあと横目で凛を見てみる。
すると……





「……あ?」





こ、こぇえー……!そんな睨まなくたっていいだろ親の仇でもあるまいし!






やっぱりこいつ、Aさんのことめちゃくちゃ好きだ……!






そりゃそうだよな、お前ここぞとばかりに態度に出てたもんな……。




Aさんが他の誰かと話してたらいつも不機嫌な顔して苛立ってる癖に、自分は話し始めるとなかなかAさんのこと離さないし

俺を見る目なんか吹雪よりも冷たいっていうのに、Aさんを見る目だけは別人ですかってくらい優しくて柔らかい。




Aさんが重たいものを持ってたら一番に駆けつけていくし、疲れた顔してたら飲み物用意したり仕事手伝ったりと不器用な凛なりに頑張っている。






すごく大事なんだろうなっていうのが、見てて痛いほど伝わってきた。








Aさんもそんな凛には一番に信頼を置いているようで、何かあれば頼るのは悔しいことに凛だった。俺には微塵も優しくないけどAさんには人が変わる凛だった。


そして凛も、Aさんに真っ先に頼られるのには満更でもなさそうで。自分が他の人より頭ふたつ分くらい仲がいいって自覚があったのだろう、凛のAは俺のだからアピールは日に日に凄まじくなっていった。




自分以外の誰かがAさんのこと話してれば睨んで威嚇するし、Aさんと一緒にいたら自分もそこに行って内輪話かなんかで牽制するし、挙句の果てにはAさんがいなくなった瞬間「二度とあいつに話しかけんじゃねぇ」ときたから呆れるものだ。(蜂楽体験談)




兎にも角にも、あいつはAさんへの思いがデカすぎる。
本人がそれを無自覚っぽいというのがまた困ってしまう。




『潔くん?』

「あっ、いや、やっぱなんでもない!」

『そう?じゃあまたね。行こっか、糸師くん』

「ん。おぼん持つから寄越せ」




まじで、さっきまで俺の事睨んでた人と別人すぎるんですけど……!

糸師凛の想い→←潔世一の証言



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ミルクティー - 泣いた… (2023年3月10日 18時) (レス) @page38 id: e98fa1655a (このIDを非表示/違反報告)
みは - うわあああすきです!!!更新頑張ってください!!!!! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 48943adb31 (このIDを非表示/違反報告)
ツリー(プロフ) - うおおおお!!!!あの作品だったのか!!!!これからも応援してます!!! (2023年2月13日 0時) (レス) id: 8393590549 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - ヤバイ、、、めっちゃ好きです!! (2023年2月12日 23時) (レス) id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
危険因子…テスト期間につき更新停止中(プロフ) - 話の流れがめちゃくちゃ好きです…。影ながら応援しています (2023年2月12日 22時) (レス) id: 6eb434b1d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツナ | 作成日時:2023年2月3日 17時

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