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「まじでいたーい。鼻もげたかも……もげてたら責任取ってくれる?」
『なんで私が取るの……ほら、ちゃんとティッシュで押さえてよ凪くん』
「むりうであがんないからAが押さえて」
『はぁ?』
今すぐにでもこの手を離して次の仕事に行ってもいい。だがしかし、止血しない事により血まみれになったユニフォームを掃除するのは結局私なのだ。
血は一回着くと落ちにくい。
先のことを考えると、今ここでこいつの鼻血を止めるのがベストなのだろう。
『もう、こっちは時間ないのに……』
「いたい、痛いよA力つよいって」
『止めるためなんだから我慢してよ』
「ひでー。鬼マネだあ」
『なんか言った』
止めてやってる恩人になんてこと言うんだあんたは。
そんなしょげた顔したって今の言葉は取り消さないからね。
『……凪くんって、時々変な顔になるよね』
「え、とつぜんのわるぐち」
『違うよバカ。なんか、たまに口がミッフィーになってる』
こう、バッテンに。ずっと思ってたけどまじでどういう口の構造してんのそれ。
「Aってもしかしてミッフィーのアレ口だと思ってる人?」
『そうだけど……』
「ざんねーん、あれ実は上と下で鼻と口に別れてるんだよ」
知らないの?とドヤ顔されたけど、知るわけないだろそんなこと。
『てかなんでそんなどーでもいい事ばっか知ってんの』
「あ、今おれの17年を馬鹿にしたな。うーわ、Aサイテー。もう傷ついたもんね〜」
『…だる。めんどくさ。めんどくさいよ凪くん』
馬鹿みたい。馬鹿みたいなのに、あんなサッカー上手いとか……ホント変なの。中身も不思議だし、人間じゃない別の生命体みたい。
心の中でバカにしていたら、凪くんがこちらを凝視していることに気がついた。あ、血止まった
「……」
『なに』
「Aって笑えるんだね」
『は?』
「いいじゃん。そっちのほーがかわいいよ」
『……からかわないで』
げ、血止まってないじゃん……
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moyu(プロフ) - それとこの小説最後まで読ませていただきました🙇とても面白かったです。素敵な小説をありがとうございます🙇✨ (9月6日 7時) (レス) id: d9453b28eb (このIDを非表示/違反報告)
moyu(プロフ) - プリ小説というアプリで、この小説と同じタイトルと内容で作られた日時がこちらの小説よりも遅いものが投稿されていて、パクリなのではないでしょうかと思いコメントさせていただきました🙇余計でしたらすみません💦 (9月6日 7時) (レス) id: d9453b28eb (このIDを非表示/違反報告)
楽夜 - 絵心…いいこと言うやん!タマニハ。。。 (5月22日 20時) (レス) @page45 id: e32b518303 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 絵心さん・・・・めちゃめちゃいいこと言うじゃないですか! 泣いちゃいますよ (2023年3月3日 15時) (レス) @page44 id: fc65f8a88c (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 私の妹がヒナって名前で草 (2023年2月27日 9時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナ | 作成日時:2023年1月1日 19時