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……遅い。
あの女、いつまで準備に時間かけてんの……?
アンタが来ないせいで、男共が心配してご飯チンたら食うから片付けが進まないんだけど。
てか君たちも心配する暇あるなら練習しなよってね。
いや、休みも大事だけどもさぁ……
あんたら恵まれた人生生きてるんだから、その環境死ぬ気で生かさないと。
「あ、みんなごめん……!お待たせしましたっ」
「おはよ〜ヒナ!今日どしたのー?寝坊?」
「おはよう廻〜。うん、最近実は寝不足で……」
「え、大丈夫?体調でも悪いの?」
「ううん、違うよ世一。ただちょっと忙しくて」
「それって、誰かさんに仕事でも押し付けられてんの?」
「ひょ、うま………ううん、違うよ?ただ、私の要領が悪いせいでAを怒らせちゃってるだけなの」
それを私がいる前で言うかね…。
ていうか千切豹馬も余計なこと言いやがって……昨日の仕返しのつもり?しょーもないんだよやることが。
「でもマネージャーって二人いるんだろ?お前一人で仕事してんのか?」
おい國神きんに君、今現在進行形で目の前で仕事してるよね私。脳みそまで筋肉になっちゃったのかな?
「違うよ錬介。私が好きでやってるだけだから……
みんなのために、何か少しでも頑張りたいの!」
「ヒナ……!お前なんて良い奴なんだ!!
……それに比べて誰かさんは……ほんと、金のために仕方なく働いてますって感じだよなぁ〜。ヒナと違って無愛想だしよ!ちょっとはヒナを見習えっての」
はい、お前焼き栗確定な。
わざわざ聞こえるようにデカい声でいいやがって……ほんとムカつく。寺に帰れ
「確かに君ってさ、なんでヒナに冷たいの?」
『……今村くんに関係ある?』
「うん。見てて可哀想だもん、ヒナが優しく接しても冷たく返されるだけで。
あ、さては嫉妬っしょ〜?俺たちがヒナとばっか仲良いからってさ」
『ばっかじゃないの』
このままだと今村くんにお茶ぶっかけかねないから、一人ほくそ笑んでるヒナを置いて食堂を出ていった。
信じられない…私が単なる嫉妬でアイツに当たってると本気で思ってるの?それこそあの女みたいな真似、死んでもしないから。
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moyu(プロフ) - それとこの小説最後まで読ませていただきました🙇とても面白かったです。素敵な小説をありがとうございます🙇✨ (9月6日 7時) (レス) id: d9453b28eb (このIDを非表示/違反報告)
moyu(プロフ) - プリ小説というアプリで、この小説と同じタイトルと内容で作られた日時がこちらの小説よりも遅いものが投稿されていて、パクリなのではないでしょうかと思いコメントさせていただきました🙇余計でしたらすみません💦 (9月6日 7時) (レス) id: d9453b28eb (このIDを非表示/違反報告)
楽夜 - 絵心…いいこと言うやん!タマニハ。。。 (5月22日 20時) (レス) @page45 id: e32b518303 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 絵心さん・・・・めちゃめちゃいいこと言うじゃないですか! 泣いちゃいますよ (2023年3月3日 15時) (レス) @page44 id: fc65f8a88c (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 私の妹がヒナって名前で草 (2023年2月27日 9時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナ | 作成日時:2023年1月1日 19時