人狼ゲーム─嘘─【完】【鬼滅の刃】

【5日目】投票 ページ19

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｢昨日は童磨くんを占ったわ。村人よ
理由はなんかちょっと.....怪しいと思ったから｣





｢ひっでぇ｣


｢ふっ、確かに怪しいな｣





冨岡さん、大丈夫かな……





｢俺は時透だ。村人だった
理由は頭良さそうだし、敵に回したら厄介だと思った｣






｢.......どうも｣








｢2人とも村人ですか.......｣







そりゃあまぁ、簡単に人狼は見つからないよね

うーん、私まだ占われてないし、そろそろ危なくない？







｢今日は誰にすれば.....｢聞いてくれ！｣






アオイちゃんが言いかけた時、冨岡さんが叫ぶ




｢あァ？んだよ｣

｢俺は、俺は人狼なんだ！｣







｢.............は？｣





｢ははっ....あははははは！！やっと言えた！やっと終わる！これで終わる！｣



｢何言ってんだ、おめェ.....｣



不死川さんが、笑い狂う彼の胸倉を掴む



｢おい冨岡、お前は村人だろ？｣


｢早く！早く俺を殺してくれ！！｣





冨岡さんはもはや聞く耳を持たず、ただ叫ぶばかり

その姿は彼が人狼だと裏付けるのにはかなり信憑性があった

これが、人間の壊れた姿








｢義勇！｣






錆兎さんが椅子から立ち上がり、冨岡さんを殴った

いきなりの事に、私達はみんな目を丸くする





｢おい義勇！お前は本当に人狼なのか！？｣



｢.......俺は、分からない｣







さっきまで笑っていたと思ったら、次は息を段々荒らげて






｢死にたい死にたい死にたい早く殺してくれ早く早く早く俺を助けてくれ誰か俺を見つけてくれ｣







｢.......冨岡、さん……っ｣








ぶつぶつと早口で何かを呟いている








投票の時間まで、あと少しなのに.......話がまとまってない








｢.......皆、お願いがある｣



そういうのは冨岡さんを殴った錆兎さんで、



｢なんです？｣




｢義勇に、投票してくれないか｣




｢でも、それじゃ冨岡が……！｣



納得できる訳もなく、反発する天にい



｢もう楽にさせてあげたいんだ。これ以上壊れる義勇を見るのは、もう沢山だ.......｣






しかし、涙を流しながらそう語る錆兎さんには、誰も逆らえなくて







【それでは投票を始めます。
人狼だと思う人に指を指してください】






｢またな、義勇｣




｢あ、嫌だ.....死にたくない.....さび....｣









＜犠牲者＞
冨岡義勇
竈門炭治郎
伊黒小芭内
煉獄杏寿郎
悲鳴嶼行冥
伊之助

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