episode40〇 ページ41
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｢？そっか……まぁ俺も、絹の事深くは知らないし、ただ母親が怖くて可哀想な子位としか知らなかったんだよね。
でもマイキーは違ったんだ。絹とは幼馴染だし、絹の家庭のこととか過去のこととか、俺らの知らない深いことも知ってたからさ、なんか人一倍責任みたいなの背負ってたのかななんて｣
｢……、もし仮にそうだとしても、もう遅すぎるよ。私と佐野はもう終わったから。過去だから｣
思い出の1部として、佐野という人間が私の中に仕舞われていく
そしてその蓋を開けることなく、段々と一緒に過ごした日々も忘れていき恋が終わる
きっと佐野も同じことをしているはずだから。
もう私のことなんて、もうなんとも思ってないんだよ
そうじゃなきゃ、そうじゃなきゃおかしいもん……
私たちの別れに他の理由があったなんて、あるはずがない。……あったとしたら、今更どうすればいいの
｢そうかな。俺は前からAの事すげぇ好きだし付き合いたいけどさ、やっぱりマイキーにはAが必要だと思うんだよな｣
｢そんなこと……え…？｣
今、なんて？
｢だから、マイキーにはAが｢その前！｣
｢その前？あぁ、俺がAを好きなこと？｣
｢好きなこと？じゃなくてっ、どういうことそれ！？｣
｢あれ、知らなかった？てっきり伝わってんのかと思ってた｣
ケロリとした顔でパフェを1口食べる隆くん
｢いやいや分からないし知らなかったよ初耳だよ！｣
｢まじ？俺結構分かりやすくしてたと思うんだけどな｣
｢じゃ、じゃあ、
今まで優しくしてくれたのも、こうして一緒にお出かけしてくれてたのも、全部……｣
｢好きだからだけど。下心ってヤツ？｣
｢な、なにそれ……｣
ちょっと待って、全然頭が追いつかない……
｢でもさっきも言った通り、マイキーにはAが必要なんだよ、絶対。だから俺はずっと、この曖昧な関係を続けてた｣
｢……どうして、佐野に私が必要って言いきれるの？｣
｢理由はないよ。でもドラケンも同じ意見だ｣
｢いや、龍宮寺君と同じとか言われても…｣
ていうか、
｢ん？なに？意識したら恥ずかしくなっちゃった？｣
にやり、と悪ガキのような意地悪じみた笑顔を浮かべる隆君
恥ずかしくなった？当たり前だよ……突然あんな事言われて、これから隆くんとどう向き合えばいいっていいの！？ってなるじゃん……！
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ジウ - 泣ける､､､_:(´ཀ`」 ∠): (2月23日 15時) (
レス) @page18 id: 30bb11d55f (このIDを非表示/違反報告)
光 と 闇 - ちょっと怖かったです・・・。悲しくて、泣けます。 (2022年12月10日 2時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - めっちゃ泣きました…でも絹って人ラブコメの良い役目を果たしていてちょうど良いラブコメでした頑張ってください！夢主ちゃんとマイキーが仲直りして幸せになるまでずっと見届けてあげたいです！お体気をつけてください！ (2022年9月17日 14時) (レス) @page46 id: cca27223f2 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。 - 小説で泣いたの初めてです……泣 (2022年7月14日 17時) (レス) id: 8fcd36f022 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 小説で泣いたの久しぶりなんだけどぉぉぉ！！・゜・(つД｀)・゜・ (2022年1月3日 7時) (レス) @page47 id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年8月3日 19時
