episode15〇 ページ15
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｢わー！A可愛い！｣
今日の為に買った、あの人の好きな赤色の浴衣
それをエマに着付けしてもらって、ヒナちゃんに少しメイクもしてもらった
鏡を見れば、普段より少し大人っぽくなった自分の姿が。
｢三ツ谷君も喜ぶね！｣
｢いやいや！私なんかより二人の見た方がよっぽども喜ぶって……！｣
綺麗系のエマに可愛い系のヒナちゃんが揃えばもう無敵だもん。龍宮寺君もタケミっち君もイチコロだよ
｢なーに言ってんの！さ、早く行こ！｣
エマに腕を取られて歩いていけば
段々と祭囃子の音が近づいてくる
提灯の灯りが見えて、いい匂いが空腹を刺激してきた
同時に緊張もしてきた
もしかしたら、佐野と絹ちゃんに会うかもしれないから……
って、何怖気ついてるんだA
佐野をギャフンと言わせる為に、今日までダイエットもしてメイクもしてもらったんじゃない！
あの憎い頬肉だって半分くらい駆逐したじゃない！
そうだ、今日の私は可愛い
……嘘でもそう思うしかない！
｢ゴメーンお待たせ！｣
｢すげー待ったし｣
鳥居をくぐれば、3人の人影が見えた
三ツ谷君と目が合うと、こっちこっちと手招きされる
｢おー、やっほ｣
｢三ツ谷君……！なんかほんとごめんね。今日巻き込んじゃって。あ、妹さんたち大丈夫だった？｣
｢うん。今日は母さんも休みだから、丁度今3人で祭り来てるよ｣
｢そうなんだ！｣
三ツ谷君の妹ちゃん達会ってみたいな〜
きっと凄い可愛いんだろうな
｢Aちゃん何食べたい？｣
｢んー、とりあえずかき氷！三ツ谷君は？｣
｢俺はたこ焼きかな〜｣
｢いいね〜……って、あれ……？｣
気がつけば、いつの間にかヒナちゃんペアもエマペアも居なかった
｢はは。まぁこーなるよな
Aちゃん、俺と2人で大丈夫？｣
｢いやもう全然！こちらこそだよ！｣
逆に申し訳ない！
私なんかに付き合わせちゃって！
｢じゃあ行こーぜ！｣
｢うん！｣
三ツ谷君と回るお祭りはほんとに楽しかった
かき氷を一緒に食べたり、変なお面を買ったり、
｢えっと……35番｣
｢あ、あの変な剣だ！｣
くじを引いもらったり。
雨も降ってきたけど、そんなこと気にしないで楽しんでた時だった
｢……ぺーやん……！？｣
隣を歩いていた三ツ谷君の顔が、急に変わったのは。
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ジウ - 泣ける､､､_:(´ཀ`」 ∠): (2月23日 15時) (
レス) @page18 id: 30bb11d55f (このIDを非表示/違反報告)
光 と 闇 - ちょっと怖かったです・・・。悲しくて、泣けます。 (2022年12月10日 2時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - めっちゃ泣きました…でも絹って人ラブコメの良い役目を果たしていてちょうど良いラブコメでした頑張ってください！夢主ちゃんとマイキーが仲直りして幸せになるまでずっと見届けてあげたいです！お体気をつけてください！ (2022年9月17日 14時) (レス) @page46 id: cca27223f2 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。 - 小説で泣いたの初めてです……泣 (2022年7月14日 17時) (レス) id: 8fcd36f022 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 小説で泣いたの久しぶりなんだけどぉぉぉ！！・゜・(つД｀)・゜・ (2022年1月3日 7時) (レス) @page47 id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年8月3日 19時
