episode14〇 ページ14
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それからというもの、私と佐野の関わりは一切消えた
龍宮寺君や三ツ谷君なんかが時々様子を伺いに来て、佐野と仲直りさせようとしてくれたけど
これまでには無い、私たちの異様な雰囲気を感じ取って強く介入することは無かった
｢マーくん！今日クッキー作ったからそれ持ってくね！｣
最後の機会だと集会に行っても、辛い目に遭うだけで
そもそも佐野は、私を見ようともしなかった
もうほんとにダメなんだ
心中したんだね、私たち
そうこうしている内に一学期も終わり
一緒に行こうねと約束していた、夏祭りが近づいてきた
｢Aも一緒に行こうよお祭り！｣
テラスの机を無遠慮にバンバンっと叩くエマ
隣にはそれを制するヒナちゃんが。
｢えー嫌だよ……普通に邪魔者だもん｣
｢じゃあ三ツ谷君も誘ってさ！3ペアで行こ！｣
｢え？三ツ谷君？｣
｢いいねそれ！楽しそう！｣
キャッキャっと楽しそうに話す可愛い2人
龍宮寺君とエマ、タケミっち君とヒナちゃんのダブルデートって聞いてたけど……
私なんか行っていいのかな……
しかも、謎に三ツ谷君も
｢だってマイキーの為に浴衣買ったのに別れちゃったんでしょ？せっかくなんだから来てこーよそれ！｣
｢そうだよ！それに私、Aちゃんともっと仲良くなりたいし！｣
｢ヒナちゃん……｣
なんっていい子なんだ……もちろんエマも。
｢じゃあ……行こうかな｣
アイスココアをかき混ぜながらそう言えば、やったー！と喜んでくれる2人に、心がポカポカと温まっていく
やっぱり、持つべきものは友達だな！
なんて、表面では強がってるけど
ほんとはまだ、悲しかったり。
｢あっエマちゃんAちゃん！ヒナちゃんも！｣
｢き、絹ちゃん……｣
｢みんなで何の話ー？｣
｢夏祭りの話。ね、A｣
｢え、あ、うん｣
｢そうなんだー！私は今年もマーくんと行くんだ！
皆とも会えるといいね！｣
じゃねっ、と走り去っていた絹ちゃん
その先にはバイクに跨る佐野がいた
また、2人で出掛けてたんだ……
｢エマあの人きらーい｣
べーっと舌を出すエマに、私も。とだけ返した
ふんだ。2人で仲良く1つのアイスなんか食べちゃってさ
いいもん。
こうなれば祭りの日、とびっきり可愛くなってやるんだから
佐野を驚かす位にさ
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ジウ - 泣ける､､､_:(´ཀ`」 ∠): (2月23日 15時) (
レス) @page18 id: 30bb11d55f (このIDを非表示/違反報告)
光 と 闇 - ちょっと怖かったです・・・。悲しくて、泣けます。 (2022年12月10日 2時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - めっちゃ泣きました…でも絹って人ラブコメの良い役目を果たしていてちょうど良いラブコメでした頑張ってください！夢主ちゃんとマイキーが仲直りして幸せになるまでずっと見届けてあげたいです！お体気をつけてください！ (2022年9月17日 14時) (レス) @page46 id: cca27223f2 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。 - 小説で泣いたの初めてです……泣 (2022年7月14日 17時) (レス) id: 8fcd36f022 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 小説で泣いたの久しぶりなんだけどぉぉぉ！！・゜・(つД｀)・゜・ (2022年1月3日 7時) (レス) @page47 id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年8月3日 19時
