🏄️☀️🍧 ページ37
千冬▪Aside
俺とAさんは、只今ウォーターガーデンに来ている。
先ほど少しアクシデントがあり、俺達は売店で水着の上に羽織る服を買うことにした。
赤茶色のゴムでできたプールサイドの道を通り抜けると、ハワイのフラ人形とモアイの用な模型がある、店に着いた。俺とAさんは、店内に入り服を見ている。
『見て、松野君この白いパーカ可愛くない?』
千冬「可愛いけど、中が透けるぞ、それにこんなフリフリ俺は着れない」
千冬「どうせならお揃いが良い」
『わかった、いつかお揃い買おうって話したもんね。それが今日になっただけ』
千冬「そう、お揃いだと心が繋がってる様
に感じるんだろ、Aさん」
『うん』
それから、店内を物色していると、二人同時に
「『これが良い』」
そうして、満場一致で同じ物を選んだ。
それから、俺達はお会計を済ませて、お揃いのブルーにヤシの木と夕日がプリントされたシャツを水着の上に着て、恋人繋ぎをしながらガーデン内を散策した。
千冬「Aさん何か気になるアトラクションあるか?」
『あの、ブラックサンダーかな』
そう言って、彼女が指差した先には大きな黒いスライダーがあった。
千冬「面白そうだな、行って見よう」
そうして、私達は列に並んだ、しばらくすると、私達の番が来て、係員の人に2人乗りの大きな浮き輪を渡された。
係員「この、スライダーはとてもスピードが出るので、後ろの人は前の人にしっかりしがみついて乗って下さい」
千冬「それって、どういう?」
『つまり、こういうことだよ松野君』
そう言って彼女が俺の腰に抱きついて来た。
俺は慣れてないので顔を真っ赤にしてしまった。
千冬「こ、これってバックハグじゃ」
『やっぱり、止める、松野君私に抱きつかれるのは嫌?』
千冬「嫌な訳ないだろ、もう、張り切って滑りに行くぞ」
そんなやり取りをして、私達はスライダーのスタート地点に向かった。
松野君が前で私は後ろだ
千冬「しっかり掴まっとけよAさん」
そう言うと、彼女は片手を上に上げ
『ラジャー』
っと言った。
スライダーの中は真っ暗で良く見えなかったけど、スピードがめちゃくちゃ出てるのを感じたし、彼女の体温と鼓動がじかに伝わって来て、まるで世界に二人しかいない様に感じた。
っと次の瞬間
ザッパーン!!
という音と共に仲良く顔からプールに着地
した。
『楽しかったね、松野君』
千冬「そうだな」
それから、他のスライダーにも乗り、無事全部のスライダーを制覇した、俺達は小腹が空いたので、ランチにハワイアンバーガーを食べて、レジャー施設を後にした。
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作者名:蒼井薔薇 | 作成日時:2023年1月29日 9時