千冬side ページ14
俺はAさんと、駅で別れ自宅に帰った
今日はAさんと過ごせて楽しかったな
千冬「場地さん、一虎君たっだいまっす」
場地▪一虎「お帰り、千冬」
千冬「じゃあ、俺は風呂入ってくるっす」
場地▪一虎「了解」
場地▪一虎side
一虎「場地、場地今日の千冬いつにもまして上機嫌じゃない？」
場地「だな、何か良いことでもあったのか？」
一虎「だよね、だよねその証拠に凄い良い笑顔で帰ってきてるし」
場地「だな、あのやさぐれ女に関することかな」
一虎「でも、俺心配だよ、千冬は良いやつ過ぎるし」
場地「騙されてるかも」
一虎▪場地「あいつは究極のお人好しだもんな」
千冬「あがったっす、風呂俺で最後ですか？」
場地「ああ」
一虎「そうだよ」
千冬「じゃあ、給湯器切っちゃいますね」
千冬「それと、これ、今日の夕飯です。
レンジでチンして食べてください」
場地▪一虎「おお、これは」
場地「今○のすき焼き弁当だな」
一虎「うわ、うまそう、いただきます」
場地▪一虎「ごちそうさま」
そうして、夕飯を終えた俺達はテレビを見ながらソファに座った。
場地「なあ、千冬、今日はいつにもなく、ご機嫌だな」
一虎「なんか、良いことあったの？」
千冬「二人ともさすが、鋭いですね」
場地「いや、千冬がわかりやすすぎるだけだ」
一虎「そうそう、千冬って思ってることが顔に出すぎ」
千冬「ええ、そうですか。実はAさんとデートしちゃいました。」
千冬「それに、手まで繋いじゃいました」
一虎「ええ、それって一気に進展しすぎじゃない、絶対裏があるよ」
場地「だな、お前、ペットショップの社長してるってそいつに話したか？」
千冬「はい」
一虎「だったら、千冬の社長って言う地位だけが目的かもよ」
場地「あるいは、そいつがよっぽど男慣れしてる奴かもしれないぞ」
千冬「二人とも、昨日少し会っただけの人をそんな風に言わないで下さい。彼女が可哀想ですよ」
千冬「彼女が男なれしてるなんて、120%ありません」
千冬「彼女、男の人と個室に入るのは怖いって言ってましたし。」
場地「会ったばかりの女を個室に誘ったか、だとしたらお前かなり最低だぞ」
千冬「ち、違いますよ、場地さん彼女を出掛けるのに誘ったのは確かですが、個室になんて誘ってません。彼女の方から言ってきたんです」
場地「そうなのか」
千冬「はい」
一虎「っで、千冬はちゃんと思い伝えられたのか？」
千冬「はい、ただいま返事待ちです」
場地「そっか、お前が幸せになってくれればそれで良いけど」
一虎「千冬は良い奴過ぎるから、騙されないよう気を付けてね」
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作者名：蒼井薔薇 | 作成日時：2023年1月29日 9時
