第百四十七話 ページ2
立ち上がれ。立ち上がれ。
何度倒れても…諦めるな。無惨を絶対に倒せ。
「伍ノ牙 狂い裂き」
伊之助が無惨に攻撃を与える。しかしまた、あの衝撃波の様なものが襲った。
「伊之助ーー!!」
援護が間に合わない。と、その時、
「日の呼吸 灼骨炎陽」
さっきまで倒れていた炭治郎が間に入った。間髪入れずに次々と無惨へ攻撃を仕掛ける。
衝撃波の攻撃を無惨は続けて出せなくなっているようだ。1度出すと溜めの時間が必要。腕と触手の攻撃速度も落ちている。
だけど、体の限界が近いのは私達も同じ。攻撃しようとした炭治郎が口から血を吐いた。まずい。
「陸の牙 乱杭咬み」
『血鬼術 血桜・百花繚乱』
攻撃が途切れれば無惨は逃げる。どんな一撃でもいいから放て。無惨を削れ。
「日の呼吸 陽華突」
ドギャ!!
炭治郎が壁に向かって無惨を突きを放つ。遂に限界が来たのか、炭治郎は次の技を出せず、無防備な炭治郎に向かって無惨の攻撃が迫る。
ギチ、と音がした。
「もういい加減にしてよぉ!!馬鹿ァ!!」
涙を流し叫ぶ甘露寺ちゃんは、勢いよく無惨の腕を引きちぎる。
「霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫」
甘露寺ちゃんに向かう鋭い攻撃をむいくんが弾く。そして、もう片腕を不死川さんが切断した。
すると無惨の顔がピシッと音を立てて割れると、中から不気味な吸い込み口が現れ、串刺しにしている炭治郎に近付く。
『(…伊黒さん…。駄目、迷うな、行け!!)』
怪我を負っている人間より、鬼の方が断然速い。
私は伊黒さんより先に炭治郎の目の前に行く。グシャっと顔面に噛みつかれた。
「Aっ…」
炭治郎が顔を歪めて私の名を呼んだ時、
「夜明けだ!!このまま踏ん張れェェェ!!」
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憂流(プロフ) - 酔知魔仁さん» 素敵な感想ありがとうございます!作品は書きたいな〜とは思っていますので、また新作でお会いできるといいですね、、! (2022年5月2日 23時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
酔知魔仁(プロフ) - 一気読みしちゃいました…夢主ちゃんが鬼になった時点ですっごいびっくりしちゃったんですけど最後の最後で会えた訳では無いけど会えててめちゃくちゃほっとしました…憂流さんの無一郎くんの作品がまた読めますようにと願いながら待ってます…! (2022年5月1日 13時) (レス) @page15 id: de62c28f20 (このIDを非表示/違反報告)
うに。(プロフ) - 憂流さん» お返事ありがとうございます!めちゃくちゃ誤字が入ってましたね…すいません。そうなんですね!!!すっごく楽しみです!実は今暗殺教室のピエロ読んでます!そちらもすごく面白いです! (2022年1月7日 13時) (レス) id: 7df85f4354 (このIDを非表示/違反報告)
憂流(プロフ) - うに。さん» ありがとうございます!!新作もゆっくりですが考え中ですので、機会があればまた読んで下さると嬉しいです! (2022年1月7日 0時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
うに。(プロフ) - 一気読みしてしまいました(´TωT`)めちゃくちゃ素敵なお話でした。また憂流さんこうの無一郎の作品がみたいです!これからも頑張ってください! (2022年1月6日 16時) (レス) id: 7df85f4354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂流 | 作成日時:2021年4月4日 11時