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#33 ページ33

「ごめんなさい、夏油さんが言っている事はよく分かりません。
けど、友達を侮辱する人の手伝いは僕には出来ない」

「すまない、君を不快にさせるつもりは無かった」

「じゃあ一体どういうつもりでここに来た」

瞬きした瞬間、五条が夏油と乙骨君の間に割り込む。夏油はそれを気にする素振りは見せない。

「宣戦布告さ。

お集まりの皆々様!!耳の穴かっぽじってよーく聞いて頂こう!!
来たる12月24日!!日没と同時に!!我々は百鬼夜行を行う!!場所は呪いの坩堝、東京、新宿!!呪術の聖地京都!!

各地に千の呪いを放つ。下す命令は勿論"鏖殺"だ。地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めにこい。


思う存分呪い合おうじゃないか」


夏油は怪しくニヤリと笑う。悪役が板についているではないか。

「このまま行かせるとでも?」

「止めとけよ。可愛い生徒が私の間合いだよ。それでは皆さん、戦場で」

私は途中で止まり振り向く。目に包帯をした奴と向き合う形になった。

『…バイバイ五条』

「…A、」

弱い力で手首を掴まれる。あくまで私の意思を尊重する気なのだろうか。



「これが最後だ。






行くな」




1度拒否した事から学んでいないのか。…いや、そうではない。


此奴も何だかんだ言って…信じたいんだろうな。



かつての仲間を。恋人を。



「硝子も…ずっとお前を待ってる」

『…へぇ…』

「会ったら1発殴る、そう言ってたよ」

『あは。それはやだなぁ』


殴られるのは嫌だ。



『ごめんね』



だから私は弱く掴んでいた五条の腕を振り払い、私は夏油の元へ行く。


『聖なる夜、クリスマスの日に会おう』



五条の顔が前の世界の時とは違い悲壮感に満ちていて、正直、心が動かされそうになった。

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そーすはか? - 終わり方…!主人公は3回目、どう生きるんだ… (2021年9月25日 16時) (レス) @page41 id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
憂流(プロフ) - よるさん» おー!本当ですか!?ありがとうございます!! (2021年8月11日 17時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 終わり方がループっぽくてゾクってした!面白かった! (2021年8月10日 22時) (レス) id: de8c93495d (このIDを非表示/違反報告)
憂流(プロフ) - 葵さん» うああああ!!ありがとうございます!!!! (2021年7月6日 21時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うっほぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!泣いたァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(うるさいですねすみません!) (2021年7月4日 20時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憂流 | 作成日時:2021年2月22日 10時

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