【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

#18 ページ18

「ごめんて！！まじごめん！！この件から手を引く！！呪詛師もやめる！！勿論「Ｑ」もだ！！そうだ！！田舎に帰って米を作ろう！！」

ご覧いただけただろうか、前の話からのこの変わり様を。

必死だな。恥ずかしく無いのか。ほら、呪霊がチューしようって言っているだろう。やってやれよ、可哀想だろ。

夏油はあくまで聞こえないというスタイルを取る。私はその隙に夏油の携帯を覗く。

…お、やってますな。

「学生風情がナメやがって…！！だがここにはバイエルンさんが来ている！！」

『誰だよバイエルさんって』

「「Ｑ」の最高戦力だ！！オマエもそいつらも…」

「ねぇ、バイエルってこの人？」

え？と驚いた表情を見せた其奴は、画面に映ったボロボロのやつを見て「……この人ですね」と一言。


「Ｑ」

最高戦力バイエル離脱(リタイヤ)から組織瓦解。


ーーーーー


『目、覚めないね』

「一応医者診せる？」

「硝子がいればねぇ」

と言っていた時、パチっと彼女の目が開いた。

瞬間、五条はべちぃと頬を平手打ちされる。私と夏油は口元に手をやり吹き出した。

「下衆め！！妾を殺したくばまずは貴様から死んでみせよ！！」

「理子ちゃん落ち着いて。私達は君を襲った連中とは違うよ」

「嘘じゃ！！嘘つきの顔じゃ！！前髪も変じゃ！！」

『ブフッ！！』

前髪変って、中々的を得ているのでは。笑っていると理子ちゃんが此方を見た。

「其奴も……なんか変じゃ！」

『おい私だけ“なんか変”ってなんだ？適当か？笑い方のせいか？？

よし、五条、夏油、やってしまえ』

五条と夏油が理子ちゃんを左右に引っ張ると、甲高い悲鳴が響く。そこに、「おやめ下さい！」と制止の声。

#19→←#17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す