【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

#16 ページ16

「その星漿体の少女の存在が漏れてしまった。今少女の命を狙っている輩は大きく分けて２つ！！


天元様の暴走による現呪術界の転覆を目論む呪詛師集団「Ｑ」！！

天元様を信仰崇拝する宗教団体盤星教「時の器の会」！！


天元様と星漿体の同化は２日後の満月！！それまで少女を護衛し、天元様の元まで送り届けるのだ！！

失敗すればその影響は一般社会までに及ぶ。心してかかれ！！」

おー！、と心の中で返事する。黙っていろと言われて、大人しく従っている私はなんて健気なんだろう。
　

「A、さっきから黙ってるがヤル気はあるのか？」

『理不尽過ぎてツライ』


ーーーーー


「でもさー。呪詛師集団の「Ｑ」は分かるけど、盤星教の方はなんで少女殺したいわけ？」

「崇拝しているのは純粋な天元様だ。星漿体…つまりは不純物が混ざるのが許せないのさ」

缶のジュースを飲む五条に一口頂戴、とせがむ。五条は仕方ないな、という顔をしてジュースをくれた。

冷たい液体が乾いた喉全体を湿らせる。美味い。

「だが盤星教は非術師の集団だ。特段気にする必要はない。警戒すべきはやはり「Ｑ」！！」

「まあ大丈夫でしょ。俺達最強だし」

『私は入れないでよ』

「何でだよ」

特級のあんた達と一括りにされる私の気持ちにもなれ、と心の中で悪態をつく。

「だから天元様も俺達を指名…何？」

「いや…。

悟、前から言おうと思っていたんだが一人称「俺」は止めた方がいい」

「あ゛？」

「特に目上の人の前ではね。「私」、最低でも「僕」にしな」

『ブフッ！五条が「私」って似合わな…ブフッ』

「うっせーな！」

#17→←#15

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す