【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

#14 ページ14

「そもそもさぁ、“帳”ってそこまで必要？別に一般人に見られたってよくねぇ？」

夜蛾先生にこってり叱られた後、教室で五条は文句を垂れている。そもそもお前のせいで私までとばっちりが行ったんだからな。

「駄目に決まってるだろ。呪霊の発生を抑制するのは何より人々の心の平穏だ。そのためにも目に見えない脅威は極力秘匿しなけろならないのさ。それだけじゃない…」

「分かった分かった。弱い奴等に気を遣うのは疲れるよホント」

「“弱者生存”それがあるべき社会の姿さ。弱気を助け強気を挫く。いいかい悟、

呪術は非術師を守るためにある」

「それ正論？俺、正論嫌いなんだよね」

分かる。とは言わないでおく。

「…何？」

「呪術に理由とか責任を乗っけんのはさ、それこそ弱者がやる事だろ。Aもそう思うだろ」

『え゛、』

２人で話せよ。この隙に硝子は教室の外に逃げてしまう。裏切り者め。

五条と夏油は私の方を見てくる。


さて、どうしようか。私は前に何て答えたっけ。


"…夏油の言う通りだよ"


『…五条の言う通りだよ。


呪術は非術師のためにあるなんて、何だか気持ち悪い』


「ほらな、ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねーよ。オ゛ッエー」

オ゛ッエー！！夏油をそれ以上煽るでない五条！私にも被害が行く。

「外で話そうか、悟」

「寂しんぼか？１人でいけよ」

一触即発、という時、夜蛾先生が入って来た。

「！、硝子はどうした？」

「さぁ？」

「便所でしょ」

そんなズバッと言わずに、お花摘みに行ったと言いなさい。

「正直荷が重いと思うが天元様のご指名だ。依頼は２つ。

星漿体、天元様との適合者。その少女の護衛と抹消だ」

#15→←#13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す