【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

#39 ページ39

『ーッ、』


……あ、もうヤバいや。


自身の限界を悟り、最期に何か話そうと思うが何を話そうか。

最期だし、湿っぽく終わりたくはない。


『……ねぇ、』


だったら、私の取っておきの秘密を話して終わろう。


『実、は…わたし…目が覚めたら…若返ってたんだ』


「…は、？」


『あ、…あんびりぃ〜ばぼぉ〜』


へへっと笑った途端に、口から赤い液体が溢れる。それを見て、五条は顔を歪めた。

自分がやった癖に。なんて皮肉はもう声にならなかった。


『……ごじょー』


「…っ、何…」


『…好きだったよ』






次、目が覚めたら……呪霊の無い世界でデートしようね









「……ばーか。







僕も好きだったよ…。






またね、A」







"さよなら"、なんて言ってやらないから。





Aは知らない。




この時、五条が逆行する前と全く違う表情をしていた事を。





記録＿


２０１６年 １２月２４日


呪詛師達が呪術高専に攻め入り一年の乙骨憂太を狙う。


特級呪詛師、夏油傑

準一級呪詛師、渡会A


中心核である両ニ名は特級呪術師、五条悟の手により



死亡。

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