#4 ページ6
六眼と呼ばれる五条悟の蒼い瞳。
青空より深い色で、海より輝くその目がAは好きだった。
『あ、』
目が合った瞬間、言いたい衝動にかられる。彼を見たら好きと言いなくなるなんて、まるで病気だとAは思う。
『す、す…』
「…す？」
『…す、すぐ行かないといけない用事があったの忘れてたわ…！』
立ち上がって急いで教室を出て行くAを、五条は訝し気に見つめた。
「あの調子で大丈夫だと思う？」
「…微妙だね」
同じく彼女を見つめていた２人は、密かに溜め息を吐いた。
ー
『言えないだけでこんなにストレスだなんて…』
約１週間後、Aは自販機の側の椅子に腰掛け頭を抱えていた。
会えば言いたくなる事から避ける様に過ごしていため、最近はまともに話せていない。
五条中心のAにとっては、考えられない事だった。
好きと言えない事は異常なストレスとなり、またそれは五条への想いをもっと募らせるだけだったのだ。
しかし、当の五条は普段と変わらない様子。意識する素振りは微塵もない。
『(五条悟…！攻略レベルまで最強じゃなくて良いじゃない！どうやって振り向かせろと言うのよ！)』
ここはもうプランＢしか…と思っていた時
ﾋﾟﾄ
『！？、ヒィぃぃ！？！？』
突然頬に触れた冷たい感触に、Aは体をのけ反らせる。情けない声が辺りに響いた。
「ヒィぃって…驚きすぎだろっ…」
たまらずお腹を抱え笑い始めたのは五条だ。その手にはペットボトルの紅茶が握られている。Aの好きな飲み物だ。
『ごじょー…さとる…』
先程の情けない声を出してしまった事と、久しぶりに好きな人を直視した事でAの体温は一気に上昇して行く。
「久しぶりに聞いたわ、そのフルネーム呼び」
どこか嬉しそうに笑った五条は、ん、とペットボトルを差し出した。
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ななき - もー死ぬほどキュンキュンとまりません、もっとお願いします！！！！！！？！！！！！！ (11月30日 23時) (
レス) @page46 id: f371c2d5cf (このIDを非表示/違反報告)
憂流(プロフ) - 水泳進化人さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年6月28日 17時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - あー…好き、めちゃめちゃ好き…それだけです。 (2021年6月19日 19時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
憂流(プロフ) - 星空の砂時計さん» ありがとうございます！！更新ゆっくりですがこれからもよろしくお願いします！作品、機会があれば読ませて頂きますね…！ (2021年4月17日 23時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね！ 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう！ *´▽`* (2021年4月17日 16時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憂流 | 作成日時：2021年2月15日 18時
