第八十三話 ページ36
「何?今何て言ったの?今、今…」
「へ?ちょうどいいよって……イデッ!」
炭治郎さんが話している途中に、禰豆子ちゃんが起き上がった。炭治郎の顎に頭が直撃する。
「禰豆子!起きたかー!」
『わぁ!禰豆子ちゃん!!』
何気にこうして向き合うのは初めてな気がする。
むー!と言っている禰豆子ちゃんの頭を優しく撫でれば、気持ち良さそうに目を細めた。…可愛い。
「…その子何かすごく変な生き物だな」
禰豆子ちゃんを見ていたむいくんが言った。
「えっ、変ですか?」
「うん、すごく変だよ。…何だろう、上手く言えない。僕は前にもその子と会ってる?前もそうだったのかな、なんだろう?」
むいくんは言いながら首を傾げる。炭治郎、禰豆子ちゃんも揃って首を傾げた。
『________!!』
それを見ていた時、感じた気配。微かな寒気。
はっきりとはしていないけど…これは…。
私は膝立ちをし、障子の方を凝視する。
「んっ?誰か来てます?」
「そうだね。…A?どうしたの?」
私の様子がおかしい事にむいくんが気がつく。
『ーッむいくん!今来てるのは…』
私が言い終わる前に
“何か”は来て
障子がゆっくりと開いた。
「ヒィィィィィィ…」
──────鬼!!
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uru(プロフ) - 。さん» あけおめです! (2021年1月1日 16時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
。 - あけおめ。 (2021年1月1日 6時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - uruさん» 頑張って下さい!!この作品大好きです!!!! (2020年12月14日 2時) (レス) id: 77801e03dc (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます!そう言っていただきとても嬉しいです!! (2020年12月9日 18時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - うわああああ!もう!すきです!() (2020年12月8日 20時) (レス) id: 77801e03dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂流 | 作成日時:2020年10月25日 11時