第七十一話 ページ24
''───はどうしてそんなに私に優しくしてくれるの？''
''だってAの───だから''
''誰に何て言われようとも、Aは１番大切な人''
''ね、だから…。これからもずっと一緒
約束だよ？A''
＊＊
目を開けると、そこは知らない場所だった。遊郭でもむいくんの屋敷でもない。
…蝶屋敷…かな。
「Aさん！目が覚めたんですね！」
扉の方に顔を向けるとキヨちゃんがいた。
「本当に良かったです！」
『…炭治郎、達は？』
そう尋ねれば、キヨちゃんは悲しそうな顔をした。
…まだ目覚めてないんだ。
『私、どれくらい寝てた？』
「２日です」
２日…。炭治郎が目覚めるのはまだまだ先だ。分かっているけど、自分だけ先に回復した事が悔しい。
『ありがとう…キヨちゃん』
「いえ…」
聞く所によると、宇髄さんは自分の足で帰ったそうだ。その頑丈さは本当にすごい。
起き上がると、意識を失う前より身体は軽くてもう大丈夫そうだった。
『おぅ……髪、ぼっさぼさだ。お風呂入りたいな』
ぶつぶつと独り言を漏らしながら扉に手をかけた瞬間、ガラッとその扉が開いた。
『…え…』
「あ…」
そこにいたのは、息を切らしたむいくんだった。
『…むいく…』
名前を最後まで言い終わる前に、私はむいくんに抱き締められた。
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uru(プロフ) - 。さん» あけおめです！ (2021年1月1日 16時) (
レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
。 - あけおめ。 (2021年1月1日 6時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - uruさん» 頑張って下さい！！この作品大好きです！！！！ (2020年12月14日 2時) (レス) id: 77801e03dc (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます！そう言っていただきとても嬉しいです！！ (2020年12月9日 18時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - うわああああ！もう！すきです！() (2020年12月8日 20時) (レス) id: 77801e03dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憂流 | 作成日時：2020年10月25日 11時
