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第六十話 ページ13

妓夫太郎の鎌は家屋を突き破る。家屋の中にいた人を守りながら捌くが、全て捌き切れず身体に傷が入って行く。

『(駄目だ、戦いに慣れてないせいでまだ上手く身体を使えない…!)』

「妬ましいなぁあ。お前本当にいい男じゃねぇかよ、なあぁ。人間庇ってなぁあ、格好つけてなぁあ、いいなぁ

そいつらにとってお前は、命の恩人だよなあ。さぞや好かれて、感謝されることだろうなぁあ」

「まぁな。俺は派手で華やかな色男だし当然だろ。女房も三人いるからな」

ただでさえ妓夫太郎が嫉妬してるのに、宇随さんがそれを煽るように付け加えた。

「お前、女房が三人もいるのかよ。ふざけるなよなぁ!!なぁぁぁ!!許せねぇなぁぁ!!」


「血鬼術・飛び血鎌」


薄い刃のような、血の斬撃。そして、この数。庇いながら捌ききれない。傷がまた増えていく。

「鬼の女ぁ、お前普通じゃないなああ。この匂い、稀血かああ」

「A!!」

私に向けて斬撃が来る。宇髄さんが叫んだ瞬間、強い衝撃で身体が外に吹き飛んだ。


『ーッげほっ、ごほっ…!!』


毒が完全に浄化出来てない。そのせいか傷の治りが遅い。

『(こんな事で躓いてたら誰も救えない。だから立て!A!)』



ドンッ



大きな爆発音がした。衝撃で家屋が崩れていく。

「おいA!」

声がした方を向けば、伊之助と善逸が走って来ていた。

「何がどうなってる!?」

『宇髄、さん、鬼と、戦って…る。じょーげん、の鬼』

こうしている暇はない。立ち上がって、宇髄さんの所へ飛び出す。

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uru(プロフ) - 。さん» あけおめです! (2021年1月1日 16時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
- あけおめ。 (2021年1月1日 6時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - uruさん» 頑張って下さい!!この作品大好きです!!!! (2020年12月14日 2時) (レス) id: 77801e03dc (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます!そう言っていただきとても嬉しいです!! (2020年12月9日 18時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - うわああああ!もう!すきです!() (2020年12月8日 20時) (レス) id: 77801e03dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憂流 | 作成日時:2020年10月25日 11時

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