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なぜか動かなくなってしまった刀に驚きつつも

もう動く気力もなくて木に体を預けていると

敵の刀を別の刀が壊した

顔を上げると必死そうな顔をした鯰尾がいた

俺を見るとすぐに顔色が変わって俺の腕に自分の服の一部を巻きつけて血が出るのを抑えてくれた

『…すまない、俺……前の主みたいに戦えなかった、ごめん…本当にごめんなさい』

静かに謝ると鯰尾が俺を抱きしめた

「…聞こえましたよ、主が自分のこと早く消してほしいって敵にいってたこと。どうしてそんなこと言うんですか。
俺、前の主から聞いてました。貴方のこと。
ずっと会いたかったんです。前の主の自慢の………」

鯰尾の言葉を最後まで聞くことはできなかった

意識が朦朧としていたから、限界が来たらしい

静かに目を閉じる

そこからは記憶がないのだが鯰尾が運んでくれたようだった


どれくらいだったのだろう

俺は目を覚ました

目を開けるとすぐ鯰尾と目があった

「…主!!!よかった……」

嬉しそうにこちらを向くとぎゅっと手を握りしめられた

『…鯰尾……』

ゆっくり起き上がると鯰尾もボロボロで俺が寝ていたせいで手入れも出来てないことに気がつく

体は重くてぐったりしてしまうものの、審神者の力はいつも通り強いようでそのままぐっと鯰尾の手を引いて自分の胸に引き寄せた

『…ありがとう、助けてくれて』

そう伝えるとみるみるうちに鯰尾が綺麗になっていった

「ありがとうございます。でもだめですよ寝てないと!」

『…寝ているのは退屈だからな…みんなの元に行きたい、連れて行ってくれるか?』

するとしかたないなというように笑うと俺を持ち上げた

「それじゃあいきますか!」

鯰尾におぶられながら部屋を出ると心配そうにみんながこちらを見つめていた

その中には出陣で怪我を追ったままの刀もいて、その人たちのもとに鯰尾に向かってもらう

傷ついていた刀に、怪我をしてない手でふれるとみんな綺麗になっていった

そのまま鯰尾にどこに連れて行かれるのかと思うと大広間に連れて行かれた

『…これどうしたんだ?』

大広間には何故か大きな座椅子があった

柄が何故かかわいい

そこに降ろされるともたれかかれるからだいぶ楽になった

『いいなこれ…』

そう言うとみんながうれしそうに笑い乱に毛布をかけられた

暖かさに安心しながら皆と他愛のない会話をした

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のびのび(プロフ) - あおりんごさん» だいぶ長らくおまたせしました…!なかなか内容がまとまらなくて頭抱えてました…。ありがとうございます!あおりんごさんも体調にお気をつけてくださいね!まったり更新しますがよろしくお願いします(。>人<。) (2019年11月5日 0時) (レス) id: 8c73939a44 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 更新ありがとうございます!!ソワソワと続きを待っていました〜!心情の表現が素敵です。最近気温が下がり寒くなってきたのでお体には十分お気をつけください。 (2019年11月4日 19時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - ( ´ω` )/ (2019年9月25日 1時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - おっ!!それは嬉しいですね、頑張ってください〜! (2019年7月1日 11時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
のびのび(プロフ) - あおりんごさん» こちらこそおまたせしてしまってすいません!リアルがやっと落ち着いてきたので週一ペースですが更新します!(っ´ω`c)ゆっくりですがよろしくお願いします! (2019年7月1日 0時) (レス) id: 8c73939a44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年11月18日 12時

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