私の夫は浮気性 (ページ2)

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1話ページ2

桃太郎side

変な金魚草を特集している番組を見ながら、白澤様にふと湧いた疑問。

白澤様って結婚しないのか？

白澤「僕結婚してるよ？あれ、言ってなかったっけ？」

桃太郎「………はあ！？！？」

いやいやいやいやいやいやいやいや!!
何かの冗談だろ？

確かにこの人…
顔はいいし、知識にも秀でてるし、基本は気が長いし、神様だし、神獣だし…

でもそれをも凌ぐほどの女好きのクズ野郎だぞ!?

白澤「桃タロー君、今失礼なこと考えたろ？」

桃太郎「だってアンタ!!嫁さんいるなら何で夜な夜な花街行ったり、女連れ込んで火遊びしたりしてんですか!!最低すぎにも程があるぞ!!」

白澤「いやいや、奥さんは家にいるんだから、女の子とは外で会わないと」

桃太郎「よそはよそうちはうちみたいに言うな!!浮気なんて不純な行為、曲がりなりにも神ならしちゃダメだろ!!」

白澤「浮気じゃないさ。僕は女の子に「結婚してください」なんて浮気まがいな発言をしたことは無い。「遊んでください」と正直に言う」

なんていい目しやがる…

桃太郎「女の子と遊ぶ時点で充分浮気まがいなんですよ…。奥さんが知ったらどれほどショックか、考えたことはありますか？」

白澤「彼女、僕が女の子と遊んでるって知ってるよ」

桃太郎「…え!?」

白澤「それどころか、もっと遊べば？とか言ってるし」

嘘だろ！？

夫の浮気を許すなんてどれだけ心が広いんだ…
それとも…

桃太郎「あの…奥さんも遊び好きだってことは…」

白澤「ないね。彼女、仕事の鬼だもん。遊ぶ暇があったら働いてるよ」

桃太郎「だったら尚更、あなたが浮気なんてしたらダメでしょうが！」

白澤「無理だよ。これは僕の根底から根付いている習性みたいなものだもの」

ダメだ…この人やはり最低のクズ
奥さんに叩かれても文句言えんぞ

あ、でもそういえば

桃太郎「俺もう長いことここにいますけど、1度もあったことないんスけど…」

白澤「あー、彼女忙しいからね。でも明日久しぶりに帰ってくるらしいよ」

桃太郎「明日！？」