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しばらくしたら、Aはむくっと顔を上げた。
「A 、どない？」
「ん……」
「動けそうやったら帰るか？」
「……帰りたい、」
いつまでもここにおってもしゃーないし、とりあえず家まで送るか……
「……A、俺ん家と自分の家、どっちがいい？」
「へ……？いいよ、……自分の、家で、」
「ぉん、そっか」
まぁ布団とかも慣れてる方がええよな。
着替えとかもあるし……
って、何ちょっと残念がってんねん、俺。笑
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そのあと学校の前までタクシー呼んだんはええけど、まぁまぁ広い学内歩くのも一苦労。
「ごめんな、しんどいのに……」
「ん……」
最初はゆっくりゆっくり肩持って歩いてたんやけど、だんだんAの足が進まんくなってもて。
最終的にはその場にうずくまってしまった。
「……もう歩くんキツいやろ。恥ずかしいかもしれんけど、背中乗れ」
抵抗されるかな？と思ったけど、相当限界やったんかすぐ乗ってくれた。
マスクしてるしどっからどうみても体調悪そうで。
これやったら見られてもええやろ。
緊急事態や。
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「すんません、………………まで、お願いします」
「はいよー。姉ちゃん、風邪か？」
「ああ、そうなんです、」
「寒かったら言うてや〜」
「ありがとうございます」
タクシー乗ったら優しいおっちゃんやって、空調とかめっちゃ気にしてくれた。
その間も、俺の膝枕で寝てるA。
不謹慎にも可愛すぎて、でも心配で、ほんまに一瞬も目離せへんかった。
……断じて変な意味はない。
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あ - あ (2022年3月31日 13時) (
レス) @page38 id: b113a96cf2 (このIDを非表示/違反報告)
バなぁ???(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (2020年7月3日 20時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月1日 12時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 更新再開嬉しいです！楽しみにしてます！ (2020年2月1日 0時) (レス) id: 06910a2f85 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - みーぽんさん» いえいえ！みーぽんさんの作品なんてプロ以上ですよ！私なんかの作品なんて駄作です(泣) (2019年12月29日 12時) (携帯から) (レス) id: d5a1fd8818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2019年12月19日 21時
