今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:16,761 hit
小|中|大
2. 両面宿儺 ページ2
遷宮寺は帰ろうとする虎杖が横切った時に気付いた。妙な強い気配だ。遷宮寺は眉を歪め、走り去って行く虎杖を見つめた。途中見掛けない青年が虎杖を呼び止めていたが、興味がないので家に帰る事にする。
『只今戻った...と言っても、誰も居らんがな』
遷宮寺が住んでいる団地は一人暮らしには丁度良い場所だ。玄関を開け靴を脱ぎ、何時もの様に自室に入る。途中、事故で死んだ両親の仏壇が目に入ったが...遷宮寺は直ぐに目を逸らした。
部屋に入り、鞄を机の横にかけると...制服を脱ぎ、ブラウスとスキニーパンツというラフな格好に着替える。そしてベッドの上に寝転がり、今日の夜の事を考えた。
『今日は何かが学校で起きそうな気がするな...妾自身が出向くのは癪だが仕方ない。夜頃に出向いてみるか』
そう思い、読書を始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年2月4日 20時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:冬桜椿 | 作成日時:2021年1月21日 15時