13. 鉄骨娘 ページ13
「ちょっといいですかー」
「自分こういう者ですけど」とスカウトマンらしき男が歩いている女性に声をかける。
女性は「急いでるんで」と断る。しかし、スカウトマンは諦めない。
「話だけでもぉ〜」と引き止めようとした時、男の肩を誰かが掴んだ。
「ちょっとアンタ、私は?」
「(ワタシハ!?)」
スカウトマンの男は微妙な顔で驚いている。
「モデルよモデル。
私はどうだって聞いてんの」
「いや...あの、今急いでるんで」
その様子を近くから見ていた遷宮寺達。
『妾達は今からアレに話し掛けるのか?』
「ちょっと恥ずかしいなぁ」
「オメェもだよ」
「おーい、コッチコッチ」
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「釘崎野薔薇_喜べ男子、美少女よ」
「(ウザ...)」
釘崎は自信満々に自己紹介する。
呪術廻戦の女性は皆強気だ。
「俺、虎杖悠仁。仙台から」
「伏黒恵」
『妾は遷宮寺Aじゃ、宜しく頼む』
3人も自己紹介をした。
その3人をジッと見つめる。
「(見るからにイモ臭い...絶対
続いて伏黒を見る。
「(名前だけって...私偉そうな男って無理。きっと重油まみれのカモメに火をつけたりするんだわ)」
最後に遷宮寺を見る。
「(見た目は凄い美女ね。肌も髪も綺麗だし何使ってんのかしら...でも実は腹黒くて、裏で弱気な男子や女子を苛めてそう)」
一人で勝手に想像し、一人でタメ息を吐きながら「私ってつくづく環境に恵まれないのね」と言った。
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三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年2月4日 20時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬桜椿 | 作成日時:2021年1月21日 15時