花は感情で (ページ22)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:893 hit

22 ページ22

血酢さんの事を思い出して悲しくなったんだ。でも今は怒ってる。

きっと私は何もして欲しくなかったんだ。私はそれに気づかなかった私は情けなくなり涙が出て来た。

私は涙を拭うが拭っても拭っても涙は止まらなかった。

紅葉さんが怒り

「月夜！確かに白爪さんは星血酢さんのところに行こうとしたが何も怒鳴らなくてもいいだろ！」

「何言ってんだ俺は彼奴と金輪際関わりたくねえつったのに」

「わかってる！お前が花を使わないのは本当に会いたくないからって…だからって！白爪さんに八つ当たりしなくてもいいだろ！」

嗚呼私のせいだ私が余計な事をしなければ…

「ごめん…なさい…私が私が余計な事を…ごめんなさい」

そう言いがむしゃらに走って行った。

走っている途中私は人にぶつかってしまった。

私は涙をぬぐい、すいませんとだけ言い去ろうとしたが腕を掴まれ

「お前…何があった？話聞くからよ落ち着け」

私は頷き今までにあった事を話した。

星血酢さんにもかなり謝った。でも星血酢さんは

「事の原因は私だ。わたそと月夜の事を戻そうとしてくれた。ただそれだけでも嬉しい。でも私はお前と仲良くなりたい」

そう笑ってくれた。私はすごく嬉しくてはいっ！と言った。

星血酢じゃなかった。真希とはお互い敬語やさん付けは無くす関係になった。

真希は私をSクラスまで送ってくれた。

Sクラスに着くと紅葉さんが真っ先に来て抱きしめて

「ごめん。私が止めていれば」

と言ってくれた。私は否定し自分が悪いと言った。

周りは私の事を心配してくれていたみたい。

凄く嬉しかった。真希にお礼を言って真希が戻ろうとしたときに月夜さんが

「もう二度と俺の視界そして生徒会室、Sクラスには来るな！」

真希さんに怒鳴った。でも最後に

「ごめん」

と小さな声と悲しそうな顔で言った。

真希さんは

「わーっとるよ。いい仲間に恵まれてよかったな」

嘲笑うように言って真希も戻って行った。

真希がいなくなると全員月夜さんを見ながらヒソヒソ話していた。

紅葉さんも喜春さんも幸世さんも助けない様子だった。

月夜さんはそんな事を無視し私を睨み自分の席へ戻って行った。

私が行こうとすると紅葉さんに腕を掴み

「今は行くな。彼奴は今誰とも関わりたくないんだろ、幸世も喜春も助けないのは今の行動が気に食わなかったから。わかった？」

私は頷きチャイムがなり席に着いた。