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79:頭痛 ページ31

朝一の食堂。

いつも通り素振りを終えた私が水をもらおうと立ち寄れば、机に項垂れる黒髪を見つけた




「……大丈夫ですか?副長?」

「……頭痛ェ」



どうやら昨晩は久々の晩酌だったらしく、飲みすぎたらしい副長が青白い顔を上げた

思わず笑ってしまいそうになるのをこらえて湯飲みに水を注ぎ、副長に手渡す



「頭痛薬をお持ちしますから、待っててください」

「悪ィな」


頭痛薬と吐き止めと。
此方には便利な薬があって良い。何て考えながら医務室に向かう


「あ、Aちゃん、おはよう」


隊服に身を包み目元にくっきりと隈を作った山崎さんに出会い、足を止める



「おはようございます。山崎さん。今帰られたんですか?」

「うん、漸く片がついてね。……ふぁ、」


立っていながらこっくりこっくりと船をこぐ山崎さん


「……報告書、私から局長に出しておきましょうか?」

「え!良いの?じゃあお願いしようかな……」


もう一度大きなあくびをする山崎さんから書類を受けとる。

寝惚けながらでもしっかりと仕上げるところは流石プロだ。


「お任せください。ゆっくり休んでくださいね」

「ありがとうAちゃん、じゃ、お休み」



ふらふらと自分の部屋に向かっていく山崎さんを見送り、とりあえずと再び医務室へ向かった








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みぃ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品がとても大好きでいつも楽しく読んでます。更新頑張ってください。応援してます (2019年5月31日 19時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてます!私の考えなのですが、伊東さんは、もしかしたら愛情が欲しかったのかな?と思いました。 (2019年2月19日 23時) (レス) id: f0c523c988 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 虎さん» お返事遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます!!伊東さん…確かに頭が良くて何と無く怖い印象があるのわかります…でも生い立ちもラストも切なくて……。真選組動乱編終了までもう少しですので楽しんでいただけるよう頑張ります! (2019年2月18日 23時) (レス) id: af4b9b062a (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!私は伊東さんっていつ見ても少し怖い印象を持っています。 (2019年2月17日 20時) (レス) id: f0c523c988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲出雲 | 作成日時:2019年2月13日 0時

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