3:好きって言ってみた【露伴】 ページ3
【露伴の場合】
今日こそは！
そう息巻いて３日目。私は何度も深呼吸をしてから、露伴先生が居るであろう部屋の扉を開いた
「先生！あの！」
「ああちょうど良かった。これ、おかわり」
ずいっ、と差し出されたのはマグカップで、一時間位前に淹れた珈琲は既に無くなっている。
露伴先生は私がカップを受けとるのを見届けることもせず、再び原稿用紙とにらめっこを始めた。
「あ、ぅ……はい……」
どうも話しかけられる背中ではない。
私はマグカップを持って肩を落としながらそそくさと部屋を後にした
独り暮らしの癖に広すぎるキッチンで、私は深々と溜め息を吐いた。
きっとあの人の恋人は漫画なんだろう。
私はやっぱりあの人のお手伝いさんみたいな存在で、そこから脱却したくて、何度も何度も練習したと言うのに。
「……好きです、先生……」
「ふーん」
「うわぁっ！？せ、せせせ、先生！？」
ガッシャーン。
シンクに淹れたての珈琲がぶちまけられても、先生は全く気にする様子もなくしれっと首をかしげて見せた
「君、僕が好きなんだって？」
「ぁ、ぇ、いや、えっとぉ……その……」
「どうなんだ？ハッキリしろよ」
休憩するつもりで降りてきたのか、いつものヘアバンドは外されていて、オフな感じの先生が、ずいっと顔を近づけてきた。
呼吸をするだけで、息が交わるくらいの位置に先生がいる。
「……っ、はい、好き、です」
絞り出すようにそう言えば、先生は満足したようにニヤリと笑った
「そうか、僕も好きだったんだ、調度良い」
付き合うぞ、A。
そう言った先生は、ちゅっと額に唇を落としてから、カップを片付けておけよ、とだけ言ってさっさと部屋へ戻って行ってしまった
・
4:お風呂覗かれてみた【メローネ】→←2:好きって言ってみた【メローネ】
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桜紅 - 前回リクエストしたストーカーの話を両方甘いにしてもらいたいんですが大丈夫ですか？ (2019年4月21日 8時) (
レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅 - リゾットとメローネと三人で行くのと別々のをお願いします (2019年4月21日 7時) (レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅 - リクエストでリゾットとメローネで海に行くのをお願いします (2019年4月21日 7時) (レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - 桜紅さん» リクエストありがとうございました！！ (2019年4月20日 22時) (レス) id: af4b9b062a (このIDを非表示/違反報告)
桜紅 - ストーカーする話と幼少期の話でリゾットとメローネ別々でお願いします！幼少期はメローネは変態でリゾットは落ち着いてるという感じでお願いします (2019年4月20日 21時) (レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無糖 | 作成日時：2019年4月17日 23時
