1:好きって言ってみた【承太郎】 ページ1
【承太郎の場合】
「好きです」
溢れた声に、グリーンの瞳が私を見下ろした。
どうやら聞き取れなかったらしい少し険しい顔をした彼が小さく首をかしげたので、私は、彼の瞳を見上げながら、もう一度同じ言葉を告げた。
「承太郎くんが好きです」
彼はそっと目を細めたかと思うと、次の瞬間にはふいと顔をそらして、最早体の一部なんじゃ無いかと思うほどずうっと被っている学帽の鍔を引き下げた。
相変わらず愛想の無い男である。
これ以上の反応は期待できまい、と、私は小さく溜め息を吐き、ジョースターさんのところにでも行こうと立ち上がった時だった
「おい」
不機嫌そうな低い声が、私の袖を引っ張った。
学帽の隙間から、やっぱり、いつ見ても綺麗な、宝石みたいな瞳が私を捕まえた。
「居ろ」
「え、でも」
「黙って座ってな。それとも何か、ジジィに急ぎの用でもあんのか」
用なんて無いけれど、と言うか、ジョースターさんのところに行こうとしたのを何故知っているのか。
聞きたいことは色々あったけれど、彼の瞳はそれを許さなかった。
私は渋々、彼の隣に腰を下ろした。
「……A」
「ん？」
少し言い淀んだ後、彼はごくごく小さな声で恥ずかしそうに、やっぱり帽子の鍔を下げながら、こう言った。
「……俺も、好き、だぜ」
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桜紅 - 前回リクエストしたストーカーの話を両方甘いにしてもらいたいんですが大丈夫ですか？ (2019年4月21日 8時) (
レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅 - リゾットとメローネと三人で行くのと別々のをお願いします (2019年4月21日 7時) (レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅 - リクエストでリゾットとメローネで海に行くのをお願いします (2019年4月21日 7時) (レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - 桜紅さん» リクエストありがとうございました！！ (2019年4月20日 22時) (レス) id: af4b9b062a (このIDを非表示/違反報告)
桜紅 - ストーカーする話と幼少期の話でリゾットとメローネ別々でお願いします！幼少期はメローネは変態でリゾットは落ち着いてるという感じでお願いします (2019年4月20日 21時) (レス) id: f3da7700b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無糖 | 作成日時：2019年4月17日 23時
