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部屋の中に入り暫くして、私は一瞬でもとのサイズへと戻った
愛用している銃に不具合がないのを確認してからターゲットの居る寝室へと向かった
GPSとか言うもので逐一私の居場所がホルマジオに知らされているらしい
小さくなったり居場所を知らせたり、本当に便利な時代になったものだと思う。
足音を忍ばせ、静かに扉を開き、ターゲットを確認してからセーフティーを外し引き金を引いた
ぱしゅ。と間抜けな音がして間抜けな男は変わらずベッドの上で横になっていた。
先程と違うのは、額の真ん中に穴が開いていることくらいだろうか。
とにかく仕事を終わらせた私は裏口から出て待っていた車に乗り込んだ。
この仕事を難しいことだと感じたことはない。
むしろこの程度で金が得られていいのかと不審に思うほどだ
この時代の人間にはいまいち警戒心がない。
誰も皆、自分は関係がないと思っているのだ
自らが標的になることなど無いと。
「お、一杯やってくか?」
「いいね、乗った」
そして私も同様に。
まったく、そう、油断していたのだ。
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作者名:東雲出雲 | 作成日時:2018年7月1日 15時