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不幸なのか、幸せなのか ページ29
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『森川、俺大阪に転勤することになった。』
「えっ、？」
頭が真っ白になった。
『売り上げを元に戻すまで帰ってこられへん。』
「そんな…、会えなくなるんですか？」
『うん。』
好きな人と会えないなんて考えられない。
もう、
言うしか、
ない…！
「先輩！つ、付き合って下さい…！」
『えっ…でも。』
「嫌なんです、怖いんです、、。」
このまま先輩と会えなくなって、
この先もずっと先輩と会えなくなるのが嫌で怖かった。
「い、いやな……！！」
嫌なら別にいい。
そう言おうとした時、その言葉は先輩の唇によって遮られた。
二回目。
前より長い。
前より苦しい。
唇が離れると、私は呼吸を整えるのに必死だった。
『よろしく。』
そう言って先輩は私の頭を撫でた。
慣れないキスに戸惑ってるわたしをもっと混乱させた。
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風呂行ってこい。
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次の日、体は悲鳴をあげていた。
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作者名：抹茶ラテ | 作成日時：2018年2月2日 0時
