嘘と優しさ (ページ20)

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これは、神様からのプレゼント？

神様からの嫌がらせ？

どうしようか考えてたら

私の前を勝利が歩いていた。

でももう半年以上話してないんだよ!?

これで話しかけて誤解といても

それで何？ってなったら？

だったら話しかけない方が…

いや、でも話しかけないと健人に恋が…

話しかけないと！

でも…

って、無限ループ繰り返してるんじゃない！

話しかけないと！

勝利「あぁ、もう何!?」

勝利が突然声を出した。

え？なに、私！？

勝利がこっちを向く。

勝利「さっきから近づいてきて話しかけるかと思ったら離れて、1人でぶつぶつ言ってるし…」

勝利、怒ってる？

勝利「…面白すぎ！笑」

勝利がお腹を抱えて笑っている。

「笑わないでよ笑」

勝利「それで、どうしたの？」

「…あの、えと」

勝利「なにキョドってんのw」

勝利が私の右に来て

私の左の腕を掴んで

引き寄せた。

あぁ、この位置。

安心する…

勝利「えっ、ごめん！やだった？」

「ううん…」

勝利ごめん。

てももう涙抑えきれないよ。

「懐かしいなって…」

勝利「そう、だな…」

うん、ちゃんと言わないと。

「私、勝利と付き合ってた期間、ほんとに幸せだったよ」

勝利「でも、Aは俺のせいで…」

「違う！ちょっとイライラしててそれで、勝利にあたっちゃった。ほんとにごめん。」

涙を拭いながら言う。

「勝利のせいとか思ってない。…私のせいで勝利を傷つけて、ほんとにごめんなさい！」

勝利「ううん…Aは悪く無いよ」

「それで、私たちちゃんと終われてなかったから」

勝利「…待って」

「え？」

勝利「Aが言いたい事分かるから。その前に言わせて欲しいんだけど」

勝利が真剣な目をする。

勝利「A、付き合ってる時も、別れてからもずっと大好きでした。」

え？

勝利「叶わないってわかってるから、もうこの気持ち終わりにする。だから…一回前みたいにハグしてくれないかな」

「…うんっ！」

そして私は勝利に抱きついた。

「ありがとう。勝利」

そして私は言った。

「ちゃんと、終わりにしよう」