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You side
中学2年に進級した春。
私、小鳥遊Aは3クラスあるうちの1組。
去年は2組。
教室がある3階に行き前の教室から机を運ぶ作業をしなければならない。
春とはいえ制服だと暑い。
友 「あ、Aちゃん!机これ!」
「あ、ありがとう」
机を持って自分のクラスの自分の席の場所に
机を置いた。
みんな大人しく座ってて先生が来てからは
少し騒がしかった。
先 「えー実は転校生が来てます」
ク 「えー!!」
転校生…
だからか、私の隣が空いてるのは。
うるさい人じゃなければいいな
先「じゃあ池田!入ってこい!」
池田という名前の子が入ってきた。
見た目は…
すっごいかっこいい。
本当に中学生か?ってくらい大人っぽいし
髪の毛はマッシュ。
男子中学生にありがちな髪型。
特に先輩とか。
でも彼のマッシュは周りの人達とは違って見えた。
池 「東京から来ました。池田彪馬です。
よろしくお願いします」
東京からこんなド田舎にきて大丈夫なのかな
周りは田んぼだけだし
有名な自慢できるものなんて何も無い。
ぼーっと転校生くんを見てるとバチッと目が合って
しまってすぐに逸らした。
先 「じゃあ、池田の席は小鳥遊の隣な。」
彪 「はい」
返事をして私の方へ向かってくる彼。
席に着くと私に声をかけてきた。
彪 「小鳥遊さん…だっけ?よろしく」
「あ、うん、よろしく」
それからは特に話すことも無く
池田くんは休み時間、
みんなに囲まれて質問に答えてた。
もちろん私は一切そんなのに興味がなく
帰りの会が終わってからも続いたそれを
無視して1人駐輪場へと向かった。
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作者名:めろん | 作成日時:2021年9月18日 7時