I think of you ~ . -君を想う- (ページ29)

今日:14 hit、昨日:18 hit、合計:14,657 hit

29 ページ29

You side

彪馬の匂いはなんか安心して
離れたくないって、、思ってしまった。

彪馬が私から離れたと思ったら
私の視界から消えた。

地面を見ると彪馬が力なく倒れていた。

洸希｢彪馬！！しっかりしろっ！！！｣

｢彪馬！！！｣

洸希｢救急車呼ぶからAは彪馬のそばにいろ！｣

どうして救急車なの…？
保健室でいいんじゃないの、？

ねぇどうして…？

彪馬は病気か何かなの…っ？

彪馬｢…A…、っ、…｣

｢彪馬っ…ねぇ彪馬は私に何を隠してるの…っ、？｣

私がそう聞けば彪馬は私の顔に手を伸ばしてきて
頬にそっと触れた。

彪馬｢、、ご、めん…｣

君の手はスルリと落ちて意識を失ってしまった。

その後救急車で運ばれ私と洸希は一緒に病院へ向かった。

私は救急車の中で片時も彪馬の手を離さなかった。
今離れたら遠くへ行ってしまいそうだったから。

病院に着くと彪馬はどこかへ運ばれていき
私と洸希は彪馬がいる場所の近くの椅子に座っていた。
なぜか洸希は落ち着いている。

｢洸希は知ってたの？彪馬のこと｣

洸希｢…とっくに知ってたよ。
次倒れたら危ないってことも。｣

なんで早く言わないかなぁ…

彪馬が自分のことをあまり話さない性格だって
ことは何となく分かってたけど…

隠していいことと悪いことがあるでしょう、、？

しばらく待っていると彪馬のご両親が来て
洸希にお礼を言っていた。

そして彪馬の両親もものすごく落ち着いていた。

彪馬母｢あら、あなたがAさん？｣

｢あ、はい。｣

彪馬母｢まぁそうなの！彪馬がいつもお世話になってます〜
あの子ったら家で唯一話すのがAちゃんのことだけなのよ〜笑｣

…え、彪馬が私のことを…？

するとドアの上にあるプレートの電気が消えて
病院の人が出てきた。

彪馬母｢それじゃあ、また後でね｣

｢はい｣

彪馬のご両親は病院の人と別室に向かっていった。

私と洸希は先に彪馬のいる病室に向かった。

病室のドアを開ければ
ベッドの上にはたくさんの機械に囲まれ、

酸素マスクや点滴など色んなチューブを
つけられた弱々しい彪馬の姿があった。

私は体が思うように力が入らなくて
その場に座り込んでしまった。

_________________________________________

めっちゃ急展開ですみません(汗)

引き続き

｢ I think of you ～ . -君を想う- ｣

をよろしくお願いします！