AAAは私の姉兄！ (ページ13)

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第4章ページ13

真司郎said

最近疲れが溜まってか、仕事に集中できない…
流石にこれが続くとなると…色々とやばい！
けどなぁー…兄貴に言って心配されるなら自分で何とかしなきゃなぁ…
(あっ、俺はそこまで病院嫌いじゃないよ？)
それとも秀太に診てもらう？…
いや、ないない。
兄貴達ならともかく、弟とか妹は絶対にないわ。

真「はぁー」
秀「兄貴どないかしたか？最近ため息多い気がするけど…体調でも悪いん？」
この洞察力の強い男め…この力俺にも分けて欲しいわ…
真「んなわけないじゃん…ただ、疲れてるだけだよ。」
秀「ふ〜ん、ならいいけどなんかあったら言ってよ？倒れられても困るし…」
これ勘づいてるよ…流石だわ…

真「んっ！」
なんやなんや、いきなりすんげー頭痛がする…
真「んっ！あぁ…。ハァハァ…」

秀太said

真兄のやつ絶対なんか隠してる…
いや、隠してないけど、我慢してるのか？
心配だし…ちょくちょく見に行くかな。
どうせ医局か初療室にしか居ないだろうし…

真司郎said

やばいやばいやばいやばいやばい…
これはピンチだぁ…!!
兄貴にみられるならマシやけど流石に秀太はやばい！
とりあえずトイレにでも隠れるか！？
よし、考えたら即実行！

秀太said

俺、医局なうwww
あっ、真兄だ、どこ行くんだろう…
あートイレか…
てか、顔色悪いぞ…ほんとに大丈夫かよ！
まぁ、普通にトイレということを信じて仕事仕事。

Prr、Prr
先輩医師「鳥栄大学病院…受け入れます！」
医局にいるメンバーみんなが動き出す

〜初療室〜

救急隊員「17歳高校2年生、階段から転落し意識不明、血圧113の70で安定、spo2は80％きってます。」
秀太「酸素全開！挿管します！喉頭鏡…8.0チューブ…入りました。」
そう言えば…真兄居ないや…流石にまだトイレとは思えない…様子見にいくか。
先輩医師「ICUに運びます」
スタッフ「はい！」
先輩医師「秀太！」
秀「はい！」
先輩医師「真司郎知らないか？」
秀太「さっきトイレに行くところを見かけて…でも、顔色が悪いのが確認できたのでまだトイレにいるかもしれないと思い、今から様子見に行こう思ってます。」
先輩医師「了解。なんかあったら連絡するなり、休ませるなりしろ、点滴室のベッド空いてるから。」
秀「ありがとうございます。」
よし、見に行くか。