続 ページ9
これで嫌い。とごめんね。編終わりです…!もう少しお付き合い下さい
スマイル
「ちょっ、待てよ!」
彼はそう言って、あなたの手を掴みます。ここで振り向い許しても良いのですが、少し興味が湧いて、振り向かないことにしました。するとまたもや彼は焦り始め、事態を深刻に捉えてしまったようです。
内心わたわたしてて可愛い…などと思っていると、
『っえ、』
急に手を強く引っ張られます。あなたは抵抗もできずくるりと回転させられ、彼のすみれ色の瞳と目があいます。思わずドキッとすると、
「…ごめん、ちゃんと話聞くから、…ひとりにしないで。」
そう言って、恥ずかしそうに目を伏せながら逸らす彼。それでも、あなたを掴んだ手はしっかりと力が入っているまま｡
ちょっとしたイタズラをしてやろうと思っただけなのに、失敗した上に、意図せずやり返されてしまいました。
『お、こってないよ…嫌いも嘘だから…』
「ん…」
お互いに真っ赤で、顔も見れません。おしゃべりどころじゃ､無くなってしまいましたね。
きりやん
あなたがハッとして彼を見上げると、彼はとても悲しそうな顔をしていました。
それもそうでしょう。自分のことを思って言ってくれていたのに、そんな彼に一時の感情で酷い言葉を言ってしまいました。あなたが急いで
『あ…きりやん、ごめ…違うの、あのね、今のは…嫌いとか、嘘で…その、私きりやんに、』
彼に対しての罪悪感がいっぱいで、口が上手く回りません。伝えたいことは沢山あるのに、上手く言葉に出来ないのです。
嫌われてしまったかな、と思い、涙が溢れそうになります。すると彼は、
「大丈夫。落ち着いて、ちゃんと話そ？」
そう言って、ぎゅっと抱きしめてくれます。とんとん、と優しく背中を叩いてくれる彼の優しさに、思わず涙がこぼれます。
『あの、あのねっ、私きりやんに美味しいの、つくってあげたくて…喜んでもらいたくてね、頑張りたかったの…でも、きりや、嬉しそうじゃなくって…か、なしくて』
こぼれる涙もそのままに、あなたは彼に伝えようと必死になります。彼もうんうんと聞いてくれました。
「A、ごめんね。手料理すごく嬉しかったけど、心配の方が先に来ちゃって…」
そう言って涙を拭いてくれます。でもやはり、どことなく悲しい顔をしている気がしました。
そんな彼に、あなたは提案します。
「じゃあ、これからは一緒にお料理しよ？」
・・・
終わりました〜！いやはや、こんなに長くなるとは…()
次回からリクです!
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睡眠フェチ - リクです､､､､？ 無視してみた はどうですか？ 主さん体調に気おつけて下さい！後、書くの上手すぎません？え我無理ゴリラなんだが？ﾍﾟｰｽﾃﾞｶﾞﾝﾊﾞﾚ！！ (11月13日 22時) (
レス) @page10 id: bbc2ce6785 (このIDを非表示/違反報告)
霰桜＾猫姉＾ - リクエストありがとうございます！すごくよっかたですよ〜またリクするかもなのでこれからもよろしくお願いします。!!!!!!! (2021年12月13日 19時) (レス) @page16 id: 0e490906c4 (このIDを非表示/違反報告)
夏呼(プロフ) - のんさん» リクエストありがとう〜！承りました！これからもよろしくね🙇♀️ (2021年12月12日 21時) (レス) id: b0d119ad32 (このIDを非表示/違反報告)
夏呼(プロフ) - 霰桜＾猫姉＾さん» 応援!?ありがとうございます✨リクエスト承りました！これからもよろしくお願いいたします(*´︶`*) (2021年12月12日 21時) (レス) id: b0d119ad32 (このIDを非表示/違反報告)
夏呼(プロフ) - やむ 魔さん» ありがとうございます！被らないように気を付けてはいるんですが、なかなか難しくて(文才0)これからも頑張ります！ありがとうございます💪 (2021年12月12日 21時) (レス) id: b0d119ad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏呼 x他1人 | 作成日時：2021年12月4日 19時
