幸せを少しずつ(WT)(反応集)

続 ページ8

最近文字数が足りない…()

シャークん
怒って出ていったあなたを、彼は追いかけます。
「ちょ、A」
『何？話の分かんない奴に時間割いてないで、編集でもしてれば？』
「っ、」
意地の悪いことを言ってる自覚はありました。でも、彼があまりに酷く悲しそうにするものだから。
「A…ごめん、俺、切羽詰まってた。心配してくれてるのに嫌なこと言って、謝って許されることじゃないけど…本当にごめん」
そう言う彼の声はいつもより小さく、揺れていました。そんな彼を、あなたは思わずぎゅっと抱きしめます。
「…今日はもう寝るからね。一緒に」
「！…うん、」
彼はふわりと笑い、抱きしめ返してくれました。
『全く…もう無理しないんだよ？リスナーのみなさんも言ってくれてるでしょ、体調崩さないでくださいねって。わかった？』
「ぅん、わかった…」
やはり彼は眠気がピークに来ていたらしく、うつらうつらとしていて、言葉の響きも何処かおぼつきません。
仕方ないなぁと思いつつ、可愛いと思っているのは彼には内緒です。
その後ベットで
「俺Aと寝れるなら毎日徹夜でもいいかも…」
とか言うので、しっかりしばいておいてくださいね。


きんとき
「ふ〜ん。嫌い、ねぇ」
大変まずいです。冷や汗が止まりません。目の前の彼はにこにこして…いえ、目が笑ってません。
後ろは壁、横には彼の腕。目の前は彼のいささか整いすぎている顔面。あなたは何とかして抜け出そうとしますが、
「な〜にしてんの、A？」
『ひぇ』
バレてしまいました。あなたは身動きがとれません。
それにしても、いつも控えめな彼との突然の急接近に心臓がドキドキしていることがわかります。こんな時に！とあなたは思いますが、彼にも気付かれてしまったようで
「嫌いとか言ったくせに、顔赤いよ？」
と言われてしまいます。恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいになったあなたは、とうとう本当のことを彼に話してしまいます。
『前一緒に歩いてたのは兄で…！嫌いっていうのも嘘！きんときが1番だから!!』
やけくそ気味に言うあなた。きっと今の顔は茹でダコの様になっていることでしょう。
「…なーんだ、お兄さんだったの？」
そう言って抱きしめてくる彼。彼の体温に包まれ、パニックを起こしてしまいます。すると
「マジで焦った…飽きられたかと思ったぁ」
と、頼りない声が聞こえます。そんなこと絶対にありえないのに。言葉にする代わりに、強く抱きしめ返しました。
「…か〜わい。」
『は!?』

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