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玉森side
今日はあの人の誕生日。
お祝いをしようと決めてたのに･･･。
今日はなんでかハードスケジュールで、祝える時間がない。
「はぁ･･･。」
「どうした裕太？」
「わた、･･･神様ってひどいね。」
「んん？？？」
最悪だよ、こんなの。
「はぁ･･･。」
「またため息ついてる(笑)
元気出しなって。今から宮田に会えるだろ？」
「･･･え？あ、･･･そ、そうだね！はは！」
普通はそうだよね。" 宮玉 "だもんね。
･･･た。ゆぅ･･･。ゆうた。
「･･････。」
「･･･裕太！」
「･･･！！･･･わた。」
「大丈夫か？着いたから降りるぞ。」
「･･･うん。」
渉と２人廊下を歩く。
「なぁ、裕太。
･･･神様が悪いんじゃなくて、裕太がそう決めつけているだけじゃないのか？」
「･･･俺が？」
「うん。･･･裕太は神様のせいにして、
裕太自身が諦めてるだけじゃないのか？」
「･･････。」
「･･･俺はそう思うな。」
俺は立ち止まった。
「･･･俺は、どうしたらいい？」
渉が振り返った。
「それは、
･･･裕太が決めることだよ。」
「･･･ん。そうだよね。」
「･･･裕太。」
ギュッ
「えっ？」
「･･･お母さんパワーあげる。」
渉が抱きしめる。あったかい。
「ん。･･･ありがと。」
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作成日時：2016年9月18日 0時
