《両面宿儺》仕返しします

態度2 ページ2

虎杖side







『あっそ、じゃあ見なければいいじゃん』







宿儺に対して冷徹な視線、そして言葉。


俺はなんかの間違いかと思った。



普段怒らないAがあんな表情をしたから

心底驚いた。







『...』






そして彼女は俺らに背を向けて

教室へと1人で歩き出した。




困惑で言葉が出ない。


呼び止めようともなかなか口が動かなかった。





俺だって驚いた、

でも今1番驚きを隠せずにいたのは...








.









宿儺｢...は｣








宿儺だった。


宿儺とAは付き合っている。


まぁ、俺の体なんだけど...。




普段は人を馬鹿にして見下す宿儺だが

唖然と彼女を俺の頬から見つめていた。








虎杖｢お、お前がAに変なこと言うからだぞ！

謝れ！｣






宿儺｢...しらん。

俺は寝る｣







面白げが無さそうに宿儺はそう言うと

俺の頬にあった口がスっと消えた。



本当に寝るみたいだな。






ま、まぁ俺はいつも通りにしてればいいよな！


変に気を使うとなんか気が気じゃないし！

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