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#3 ページ3

紫のカーディガンを羽織ってたあの姿が目に焼き付いて離れない…

小中の時一緒でずっと仲良くしてた覚えがある
弟の小夜くんと兄の江雪さん…

彼らはあまり喋らないけどずっと微笑んでいてくれて親みたいだった。

中学の時訳あって宗三に惚れてて告白したら

宗『もう、僕の目の前に現れないでください。
他の人でも見つけてくださいよ…
僕も…貴方も…誰も幸せになれませんから…』

フラれた…でもフリ方がなんか怖い…
誰も幸せになれない…のか…

その後宗三は
膝から崩れ落ちた私に羽織ってたカーディガンを被せてくれて…抱いてくれた…

ぎゅっと…そしてボソッと耳元で囁いてくれた
宗『僕も本当は…好きなんですよ』

あの言葉を聞いて素直になれない理由があるのに私が無理にやってるのではと思って宗三とは違う高校に入ったはずなのに…


いつだって繋がっていて…
いつだって背中合わせで…


いつだって…いつだって…

いつだって心の奥底にいた…

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作者名:香覇 | 作成日時:2018年3月27日 7時

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