最強の女呪術師３ (ページ1)

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最強が101人ページ1

真っ暗な闇

『皆の声は聞こえてるんだよねぇ…これ、前にも言ったはずなんだけど』

暗闇は嫌いだ、だけど気も狂わずまともにいられるのはみんなの声があるから

『毎日毎日、よく飽きもせず来れるよ…』

その場に胡坐をかきながら声を聴く

ふと、私以外の気配を感じる

『誰？…見えないけど』

「ふふっ…誰だと思う？」

これは夢だ…いるはずがない、あの子は死んだ

違う。夢だからいるんだ…

「まあ、いいよ。夢だとおもってくれても…どうしても伝えたいことがあったんだ」

『なあに？』

責めの言葉かもしれない…なら、重んじて受けるしかない

私は守れなかったんだから

「僕の事、守れなかったと思ってるでしょ！ずっと見てたから知ってる。だけどね、違うんだよ」

「君がいなければ僕は家に殺されていた。それをいつも救ってくれたのはお姉ちゃんなんだよ」

違う、、これは私が生み出した幻だ。許されたくて、、楽になりたいから生み出した…

「認めてあげてよ！自分を…。もう十分だよ、、」

『私は守れなかった…弱かったばかりに！お姉ちゃん失格なんだよ』

「もう！お姉ちゃんは本当に強情だなあ…僕は今までお姉ちゃんといたよ」

「僕ね、もう一つ術式を持ってたんだ。＿＿＿＿＿＿。」

その言葉に思わず耳を疑った

「あとね。呪力が強かったのとお姉ちゃんに対しての未練が強すぎてお姉ちゃんの式神になってたんだよ」

それを聞いて黙った

実は気づいてた…式神を呼び出すための紙の人一つに弟の名前が載っていたから

《A、任務に行ってくる…帰って来るのに時間がかかりそうだ》

悟と傑の声が響いた

思わず振り返る

『二人が同じ任務？…それに時間がかかるって、、』

簡単な案件じゃない…世界が変わろうとしているの？