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最強が27人 ページ27

灰原と別れたあとは硝子のいる部屋へと向かう


胸ポケットからタバコのケースを取り出して咥えながら火をつける


『ふぅ...やっぱりニコチンしか勝たんわ』


「A!」


『あ、傑だ!...怪我した感じ?』


傑「...補助監督にもバレなかったんだけどね」


『私にかかればお易い御用だわ...丁度、硝子のとこに行くとこだし一緒に行こ』


傑の横を歩く


いつもよりも口数は少なく、ゆったりと歩いた


傑「何かあったのかい?」


『...分かる?生徒にもバレてたかなぁ』


クソっ手と言いながら頭を掻き毟る


傑「...さあ、どうだろうね」


『ほんと、意地悪だよねぇ』


ニヤニヤとしながらこちらを見てくる傑を睨んだ


反対側から「A、夏油」


と私たちを呼ぶ声がしてそちらに意識を持っていけば、硝子が歩いてきていた


『あ、硝子。...傑が怪我したってよ』


家「りょうかい」


とりあえず立ち止まって硝子が反転術式で傑のキズを治す


家「Aも用事だった?」


『いんや?...別になんもないよ』


家「任務でなんかあった?機嫌悪そうだけど」


硝子にまで言われた...


『そんなにわかりやすいかなぁ』

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作者名:ふうた | 作成日時:2021年2月18日 15時

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