最強が25人 ページ25
高専に戻って来た
各自寮に戻ることになったので、私は煙草を持って硝子のいる部屋へと向かう
向かう途中、自販機の前に見知った顔が
『七海!』
七「A先輩でしたか」
『今は先輩呼びやめて〜』
ここにいる職員は大体先輩後輩の関係だから事情も知ってることが多い
七「それもそうですね。Aさんは今任務終わりですか?」
『まあ、ひと仕事してきたよ』
胸ポケットから煙草を1本取り出したところで辞めた
『七海って確か煙草苦手だったよね』
七「...そうですが、構いませんよ。Aさんなら」
『んー、気分じゃなくなったし辞めるわ』
咥えていた煙草をケースに入れ、胸ポケットに直す
七「オレンジジュースでよかったですよね?」
どうぞ、といつも飲んでいるオレンジジュースを渡してきた
『よく覚えてんねぇ...後輩に奢られる日が来るとは』
私よりもうんと高い七海の頭を撫でる
七「まあ、毎日同じの飲んでるの見てたら覚えますよ」
『それもそっか』
七「それにあなたの隣に立てるぐらいには強くなりましたから」
撫でやすいように少し前かがみになってくれる七海
『ふはっ...そうだねぇ。まだまだ抜かされる訳には行かないけどね』
七「いつかは抜かしますよ」
『ん、楽しみにしてる』
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作者名:ふうた | 作成日時:2021年2月18日 15時