同期の高明くん

29話 ページ29

幼少期から一緒に過ごしてきた勘助と高明


それから由衣も、、家族ぐるみで仲が良くてよく遊んでいた


私の両親は仕事が忙しくよく海外に行っていて、幼い頃からいつも家で一人だった


とは言っても帰ってくれば私を沢山甘やかしてくれるいい人だったし、しっかりお金も入れてくれていたから困ってはいなかった


特に諸伏家の家族はそんな私に良くしてくれていた


ひろくんは私を本当の姉のように慕ってくれて何時でも後ろをぴょこぴょこと歩いていた


そんなある日、高明の家族が殺された


生き残っていたのは唯一景光くんだけで両親は無惨に殺されていた…犯人は見つかることなく逃げ続け景光くんと高明くんは離れ離れになった


うちの両親が今までお世話になっていたからと、私の住んでる家で暮らすようになった


それでもしょっちゅう連絡をとっていたし、私もよく連絡をとっていた


祝い事の時は一緒に行ってプレゼントも渡した


私たちが高校に入れば、中学の時からモテていた高明はもっとモテるようになった


高校は変わらず3人で剣道部に入り登下校、移動教室なども一緒にしていた

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