同期の高明くん

22話 ページ22

今日は上司が非番で楽に過ごせる


東都に比べて長野県はまだ平和だから、今日一日は書類仕事だけで済みそう


コウメイがたまにこちらを見るのはなんでだろうか…


私の話した内容に疑問を抱いてるのかな


事件のフラグが立っていることは気づいているし、私を呼び出した本人も気づいてる


今日無断欠勤した、合皮ゆいな


あの子は私の事を嫌っていた


憶測ではなく事実だ…そして、諸伏高明のことが好きなのだ


あんな変人のどこがいいのだろうか


そう考えた時すごい悪寒に見舞われた


ぶるりと体を震わせて当たりを見渡せば、悪い笑みを浮かべているコウメイ


高「何か失礼なこと考えましたね？」


『いや、、考えてません』


なんでそこまでわかるんだよ…真のストーカーはもしかしたら諸伏高明かもしれない


高「あまりそういうこと考えてると怒りますよ？」


『ヒェッ…すんません』


コウメイを怒らせていいことはひとつもない


むしろ、マイナスしかないのだ


まあ、この話はいい

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