同期の降谷くん

38話 ページ38

風「降谷さん！…こちらにいらしたんですね」


零「風見か…何か問題でもあったか？」


そいえば眉をハチの字にさせて行った


風「いえ、、降谷さんが迷っているような気がして…」


風「Aに言われたんです。降谷さんがもし何か悩んだりしていたら私に支えてほしいと…」


零「Aが？」


風「はい…私は降谷さんの考えていることがわかるわけではありません。ですが、どんな選択をしても最後までついて行く覚悟はあります」


風見はそう言って敬礼をした


目をつぶればAの表情が浮かぶ


零「世話焼きなあいつの言いそうなことだ…いい迷惑だな」


もし、組織の壊滅よりAを優先すればきっと殴られるだけじゃすまないな


__中途半端な奴は嫌い__


たったその一言だけど、僕は最後まで頑張れる


零「組織の壊滅を優先させる。だが、必ずAも助ける」


零「僕は一回行ったことは必ずやり遂げる…勿論ついてきてくれるな？風見」


立ち上がって言う


風「もちろんです」


零「それに、ここであいつを優先させてみろ。殴られるだけじゃすまされない」


風「確かに…」


零「だが、あいつはビビりなんだ。僕が助けてやらないとあいつは泣いてしまう」


風「目に浮かびますね」


零「あいつには説教をしないといけないみたいだしな」


スーツをピシッと正して会議室に向かう


会議室には既に全員がそろっていた


約一日による会議が開かれ、作戦が決まる


赤「休憩前との表情が違うな…何かに気づいたのかな？例えば、Aに対する感情とかか？」


零「違いますよ、ただ一刻でもはやくあなたとおさらばしたいからです。失礼しますね」

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