同期の降谷くん

21話 ページ21

ジリリリリリという目覚ましの音で目が覚める


そのまま洗面所に行き、顔を洗う


『ふぅ…降谷は？』


客室へと足を進め、扉を開ける


金色の髪の毛が布団から覗いている


『降谷、朝だから起きて』


最近の降谷、気を抜きすぎ？


いや、ここが安全だとわかってるからなんだよなぁ


『おい、起きろ』


布団をひっぺがえす


零「ん、、」


ムクリと起き上がる降谷


『朝ごはん、和食でいいよね』


零「ああ、、」


そのまま降谷を放っておき、キッチンに向かう


鮭と卵焼きを焼いて、昨日の残りの味噌汁をあっためる


白ご飯をよそって、ダイニングテーブルに並べる


匂いにつられてか、丁度降谷が起きてくる


「『いただきます』」


『今日は登庁？』


零「ああ、、」


ぴしりとかたまる降谷


『不味かった？』


零「いや、相変わらず飯は上手いんだが、、スーツは家だと気づいた。今から帰っても確実に間に合わない」


ああ。降谷にしては珍しい


『昨日のスーツで構わないんだったらワイシャツは選択に出てるし、スーツ自体はファブったりしてるから着れると思うけど？』


零「それでいい」


久しぶりにこんなに話したな


零「久しぶりに話したな。」


同じこと言われビクッとなる


『そうだね』

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